本正寺さん、若一王子さん〔2298〕2009/07/31
2009年7月31日(金)晴れ!
晴れちょりますが、蒸せる朝。明日から8月といいますに、まだ梅雨明けせん高知県地方。が、早朝は爽やかです。
ここは南国の本社近く、国道56号線沿いにあるお寺さん、本正寺。日蓮宗のお寺さんで、こぢんまりとキレイに整備されちゅう、美しいたたずまい。こっから国道を渡って、田んぼの中の道を南へクネクネ行きますと、こないだうちご紹介した入交神社、若一王子神社があります。
この界隈、現代の土佐の名族、入交一族のご先祖様が、大昔から国人領主として居を構えちょったらしい、というお話をしました。
で、若一王子さんは、その昔入交さんが熊野から勧請してきたものですし、その北側の入交神社は入交家の祖霊を祀ったものやと思われます。そっから北へしゅっとのクにある、この本正寺さんは、やはり入交さんゆかりのお寺さんらしいです。その、門を入って右手に釈迦堂がありますが、これは間違いなく入交さんが建立したものとのこと。さすがに、センスのある、美しい雰囲気マンマンです。
この門にかかっちゅう扁額には「若一山」と書かれちょります。若一王子さんと関係あることは間違いありません。
若一王子さんから、中世の土佐の支配者、細川氏の守護代屋敷跡までは自転車で走るとあっという間。目と鼻の先と言うてもかまんでしょう。守護代屋敷のしゅっと横で勢力を保っちょった入交氏、ずううっと、この界隈の実力者でありつづけたと考えられますきに、なかなかすごいです。
写真右端に、ひまわり太郎の自転車の前輪が写っちょります。カッチョブーのスポーツ自転車ぢゃあない、普通の自転車で、古い歴史に溢れた南国エリアを毎朝毎晩楽しみよります。