稲刈りの済んだ田んぼ〔2291〕2009/07/24
2009年7月24日(金)晴れちょります
このところ宴会つづきで、自転車通勤しやあせんかった間に、もう、早い田んぼでは稲刈りが済んじょりました。そう。高知では、もう稲刈りが始まっちゅうがです。ここは高知市の高須と介良の間。この界隈、一面に田んぼが広がる土佐の穀倉地帯ですけんど、もう、稲刈りシーズンになっちょります。
この田んぼの稲刈り跡からは早からヒコバエが出てきよりまして、刈ってからちょっと経っちゅうことが判ります。右手の田んぼは、まだもうちょっと。
向こうに見える富士山みたいな山は介良富士。富士山みたいでしょ?
で、富士山に浅間神社があるように、介良富士には朝峯神社がございます。いや、本当に浅間神社を勧請してきたがが朝峯神社ですきに、関係はあります。以前、このにっこりでもご紹介しました。朝峯神社の本殿の後ろの古い石段を上がっていくと、大きな岩があります。古くから女陰信仰の対象となった大岩。
女陰は命の源。ですきに、豊穣につながり、この神様に祈ると豊かな稔りが約束されるという訳です。
あの山の手前山裾を南へ行った界隈が、土佐の二期作発祥の地といわれちょります。そのしゅっと向こうが稲生の石灰山。藩政期後期、その技術の進歩で良質の石灰ができるようになり、田んぼの肥料として使えるようになってから、土佐の稲作が飛躍的に発展したらしい、てなお話をこないだしました。それがなかったら二期作もなかったかも知れません。豊穣の神様は、眼下に見える田んぼで二期作が生まれ、生産量が増える景色を眺めて嬉しかったでしょうね。
今朝も、あの美しい山の北麓を通って南国まで快走。この、高須から介良界隈は、かなり稲刈りが進んじょりましたが、今日通った南国市の田んぼでは、稲刈りが済んじゅう田んぼは、まだ少なかったです。けんど、もうまあ。