五台山の夏〔2279〕2009/07/12

2009年7月12日(日)晴れ!
まだ、ムシムシの暑さが残っちょりますけんど、空の青が夏の色になってきました。梅雨明け間近。去年の高知は、7月の第一週に、もう梅雨明けしちょりましたので、それに比べたらちょっと遅めの梅雨明けを迎えそうな市内です。
ここは若松町。青柳橋西詰めからちょっと北へ行った堤防から五台山方面を撮影してみました。この青柳橋の所が国分川の河口ですきに、この眼前は正確に言うと国分川。
この堤防に、この芸術作品のような不思議なオブジェが鎮座しちょりました。
白い堤防、青い空と海、緑の五台山に、古いエンジンのようなオブジェが良い味を出しちょります。
このしゅっと横にタクシー会社がありますが、そこが、その昔五台山頂へ登る自走式のロープウェイ乗り場やったですよね。普通、ロープウェイは乗る部分がロープに固定されちょって、ロープがウィンチで巻かれて上ったり下ったりする仕組みですけんど、ここの、あの水色のまん丸こかったやつは、固定されたロープを自分のエンジンで走る方式やったと記憶しちょります。それで、この横のタクシー屋さんのクからあの五台山のてっぺんまで往復しよりました。
五台山、こっから見ると確かにいくつかの段々になっちゅうみたいに見えます。ですきに五台山ながでしょうか。
五台山も、これから夏を迎えます。五台山は、このにっこりでも何度かご紹介しちょりますが、高知県内有数のスモモの産地。昨年も6月29日のにっこりとかでお話しちょります。スモモで思い出すのは「李下に冠を正さず」。あの「李」はスモモのことで、スモモ畑で手を挙げて冠を直そうとしたら、スモモを盗ろうとしゆうがと間違われる可能性があるので、君子たるものちょっとでも疑われるような紛らわしいことはせられん、というお話やったと思います。牧野植物園から東へ下っていく小さな径沿いには、たくさんのスモモ畑が。手を伸ばしたら実に届きます。ですきに、勘違いせられんように手を下げたまんまで走らんといかんがですね。