JR、くろしお鉄道、高速道路について考える〔2004〕2008/10/10
2008年10月10日(金)曇っちょります
てな訳で、今日は午後から中村へ向かいよります。ひまわり乳業中村工場のある、四万十市中村。ここは、JR四国の特急あしずりの車内。窪川をちょっと過ぎた界隈。ですきに、正確に申しますれば、ここはもうJR四国ぢゃあ無うて土佐くろしお鉄道。窪川で乗務員も交代しまして、土佐くろしお鉄道の女性乗務員さんになっちょります。
この車両はJRの車両で、窪川と宿毛の、土佐くろしお鉄道の区間ではくろ鉄がJRから借りちゅうということになっちょります。おおの、ややこしい。
昔、国鉄やった頃は、中村までは全部国鉄でした。が、民営化になる際に窪川中村間は採算から言うてJR四国では引き受けれん、ということになり、地元が出資してつくたがが土佐くろしお鉄道。もし「くろ鉄」にならんかったら、汽車で行けるがは窪川までで、そこから中村まではバスで行かんといかんかったがでしょうか。考えられんですね。何でもかんでも民営化したらエイというもんぢゃあないですな。こういった、公共交通については採算だけで思考すべきぢゃないと思います。いらん道路をつくって地方経済をどん底に陥れるみたいなことをするお金があったら、そんな部分をもっと考えんといかんでしょうね。
そう言えば、ここ窪川まで、高速道路が建設されよります。地元では悲願やったらしいですけんど、間違いなく、絶対に間違いなく言えることは、窪川の街がこれでこぢゃんと寂れてしまうということ。確信をもって言えます。ニッポンの国土とか文化とか社会とかを考えてクニヅクリを考えんと、大変なことになっていく、という危機感を地方の首長さんたちも真剣に考えんといかんですよね。
汽車の中でボヤーッとしながら考えてみました。