観月坂、加賀野井、宇津野、MS、王子神社〔2002〕2008/10/08
2008年10月8日(水)晴れ!
今日は晴れ。良いお天気です。
今朝は久々に高知市北部をたつくりまわってきました。秦泉寺から久万川沿いに遡上、お城の温泉湯の川温泉の建物を左手に見ながら観月坂(みづきざか)の団地へ駆け上がります。この団地の端っこから東を眺めたががこの写真。観月坂の団地は近年できた大きな宅地。住宅で埋まっちょりますが、それまでは山でした。その山の東側が、高知でもかなり古い部類の団地、加賀野井団地。
山内家の家老の家柄、桐間氏の持ち山で、桐間氏が、明治維新後に戦国期に使いよった姓、加賀野井氏に戻したので、その山に造成された団地が加賀野井団地になったという訳です。個人名の団地。2003年8月8日のにっこりでご紹介しちょります。
写真の右手に、その加賀野井団地の端っこが写っちょります。左下が宇津野の里。この界隈で昔からあった集落は、この宇津野だっけ。ですきに、狭い旧道を走りよりましたら古い石垣やら漆喰の白壁やらがあってこぢゃんと風情があります。とっと向こうの右手、鯨みたいな形の山が10月4日にご紹介した愛宕山。反対側から見た姿ですね。あの愛宕山の周辺が秦泉寺の集落で、そこからここ宇津野まではなんちゃあ無かった訳です。今はご覧の通り。団地がいっぱいで、新しいコジャレた家が建ち並んじゅう高知市のベッドタウンです。
左手の山裾には昔からの民家が並び、薬神社が鎮座されちょります。写真中央の、山にへばりついた団地はMS団地で、その右下に王子神社が。そこから南の名切川沿いには轟神社があって、今は新興住宅地みたいになっちゅうこの地区も、こぢゃんと歴史があることをしのばせてくれます。都市と歴史が混在した街が、この眼下に広がっちょります。