浦戸城、太平洋の荒波と営業車〔1975〕2008/09/11
2008年9月11日(木)快晴!
今日も良いお天気。朝晩はこぢゃんとさわやか。日中はかなり暑うなっちょります。角川映画「いけちゃんとぼく」の浦戸ロケも、今日のお昼で終わったようです。突如現れた「ひまわり牛乳 西ノ原販売所」も、元の酒屋さんに戻されよりました。
浦戸のしゅっと横が桂浜。半島みたいになっちゅうクの先っぽに桂浜がありまして、そこから湾内にちくと入り込んだ沿岸が浦戸。半島は山になっちょって、その山に、戦国の昔、浦戸城がございました。
元々、地元の土豪の砦があったらしいがですが、戦国中期に急激に勢力を拡大した本山氏が1540年前後に築城、太平洋と浦戸湾一帯に睨みをきかせたのでありました。その後、長宗我部氏が本山氏を退けて支配します。長宗我部元親さんは、1591年、岡豊から大高坂を経て、ここにお城を築いて本拠としました。この山のてっぺん、城跡のある場所に天守閣が立っちょった訳で、今は木々に囲まれて見晴らせませんが、あの木々が無ければ360℃のパノラマ、太平洋から浦戸湾奥深くまですべて見渡せる場所でした。海側からは急坂を登らんといかんので、絶好の天然要塞やったでしょうね。
弱点は、城下町が狭うなるということ。今の浦戸の街の規模やと、城下町としての発展は難しかったでしょう。
ここは、その浦戸城から南西へ下ってきた所。西向いて、海岸線を撮影してみました。この浜から東へ、竜王岬をまわった所が桂浜。この浜からはキスゴが釣れます。太平洋の荒波がこの浜へ押し寄せるので、ここは台風のときには見物の車がずらり並びます。昔、台風の時、某薬の卸屋さんの営業車が、この海岸道路から浜へ降りる坂道の途中に停まっちょって、突然の大波にさらわれて海没してしもうたことがありました。運転手と女性の同乗者は堤防の上に逃げて無事やったがですが、会社の車で女性と波を見に来て、その車を波にさらわれてしもうたという悲劇でした。懐かしいですね。