上岡八幡宮の猩猩草〔1967〕2008/09/03
2008年9月3日(水)晴れ!
今朝は南国。暑い一日になりそうです。
ここは工場近くの上岡八幡宮。参道入り口の脇、石垣の下に色々と雑草が生えちょりますが、今朝はキレイな赤い花が咲いちゅうがが目につきました。結構たくさん。近寄って写真を撮ろうとしてみましたら、この赤は花ぢゃあないことを発見。ご覧の通り、葉っぱの根本が赤うに色付いちゅうがですね。調べてみたら、この雑草みたいに見える草は「猩猩草(しょうじょうそう)」。たぶん、こうやって花みたいに見せちょいて昆虫を呼び寄せ、この真ん中のところに咲く小さい黄色い花までおびき寄せるがでしょうな。なかなかやるもんです。
葉っぱが花みたいに見えるがでポピュラーながはポインセチア。猩猩草もポインセチアも灯台草科ユーフォルビア属で、同じ仲間。ポインセチアは猩猩木とも呼びますきに、ちっかいがですな。
「猩猩」は、中国の伝説の動物。人の姿に似いちゅう、赤い顔をした動物で、お酒が大好きらしいです。生ゴミのところにやってくる猩猩蝿(ショウジョウバエ)は、お酒に寄ってくるき猩猩の名を冠したらしいです。
猩猩緋という色がありますけんど、これは、猩猩という動物が赤面、赤毛ということからの連想でつけられた色の名前でしょうか。鮮やかな濃い深紅、ということです。戦国武将が陣羽織に好んで使うたそうですね。
話しが戻りますが、この猩猩草は、この赤い色が猩猩を連想させるがでしょう。
道端の草が突然赤い花みたいになっちゅうがが面白かったです。この赤が猩猩緋という訳ではなさそうです。たぶんもっと濃くて鮮やかながでしょう。