上岡八幡宮の八の字〔1952〕2008/08/19
2008年8月19日(火)晴れちょります
今日も暑いですな。ここ、南国工場近くの上岡八幡宮境内でも、こぢゃんと暑そうにセミが鳴きよりました。昨日、西土佐から帰ってくる途中の山中では、ツクツクボウシが鳴き始めちょったですね。お盆も過ぎ、暦ではもう秋。ですけんど暑いです。この暑さ、できるだけ長うに続いてもらいたいところですな。
昨日、西土佐からの帰り、色々とご案内してくれた西ヶ方のさこちゃんが、川に寄っていきましょう、とのご提案。大正から支流をさかのぼり、中津川という地区の周辺の谷に下りてみました。
こぢゃんとキレイな渓流。思わず川にぞぶりこんで泳いだり魚を捕ったり。手に持った小さな網で、「どんこ」というハゼみたいな魚を捕りました。案内人のさこちゃんは、「あいかぎ」という珍しい15cmくらいの鯰みたいな形をした魚をシャクッて、大喜び。そして、彼は、美しい鮎もその場でシャクッて見せてくれたのでありました。河原に手持ちの炭を少し並べ、火を起こして小さな網で焼きました。どれも美味しかったです。「どんこ」は鮎のような味。「あいかぎ」はモチモチした食感と豊かな風味、そして「鮎」は得も言われぬ味でした。鮎は、こんな谷のやつが絶対に旨いがやそうです。大きい本流よりも。たしかに、まったく生臭さがなく、見事な香ばしさと味でした。川魚の女王様というがも、よくわかります。
さて、今朝は南国工場。で、近所の上岡八幡宮の拝殿に向こうて見上げますと、てっぺんにご覧のような鬼瓦が座っちょります。棟の端っこの瓦を鬼瓦と呼ぶそうで、鬼の形相をしちゃあせんかっても鬼瓦。この鬼瓦、顔の形には造られちゃあしませんね。いや、真ん中の丸を鼻に見立ててその上の左右に目があるように見たら、顔に見えんこともないですけんど。その上、眉間の皺が八の字に。
ここは八幡様。八幡様ということで、八の字の鬼瓦ながでしょう。この鬼瓦がいつ頃葺かれたがかは判りませんが、八幡様に八の字。わかりやすうございます。