今日からよさこい、ここは和食川の向かい地蔵〔1943〕2008/08/10
2008年8月10日(日)よさこい日和
今日はよさこい。毎年8月10日と11日はよさこい。最近前夜祭とか後夜祭とかもあって、中央公園のステージで踊らせて点数つけて賞をやったりしよりますが、やっぱしよさこいは10日と11日の、街中を練り歩くもの。創作ダンスの発表会ぢゃあないですきに。もう、街の中は音楽が溢れ、老若男女の楽しそうな雰囲気がたまらんですね。やっぱし高知の夏はよさこい。イベント化、ショー化されんように、みんなあで盛り上げていかんといかんお祭りですな。明日、しっかりご紹介しましょう。
今朝は、田野へ行っちょりました。
途中、芸西村に「琴ヶ浜 かっぱ市」という産直市があります。ここでいっつも買い物するがです。ここは安芸と赤岡の中間。昔、野根山街道を通って殿様が参勤交代する際、安芸の宿と赤岡の宿の中間にあったここ和食(わじき)は、昼食の休憩場所やったそうです。この和食(わじき)では、和食川が太平洋に流れ込んじょります。で、土佐の東部と中央部を行き来する旅人は、ここで和食川を歩いて渡りました。水の少ないときはエイがですけんど、多い場合は、太平洋まで流されて亡くなってしまうこともあったようです。また、水が多いときらあにここで子供らあが泳ぎよったら、エンコウに引っ張り込まれるぞ、と言われよったとか。エンコウは土佐の河童でございまして、水の妖怪。
ここでは、和食川をはさんで向かい合うようにお地蔵さんが鎮座されちょります。街道の向かい地蔵と呼ばれるお地蔵さんで、ここで流されて亡くなった方の成仏と旅人の安全を願うて建てられたお地蔵さん。向こうの、白壁の左端のところにこっち向いちゅうお地蔵さんも写っちょります。
最近は、もう、エンコウも出んなりましたですけんど、やっぱしここで水の安全を守って座っちょります。ですきに、この横の産直市は「かっぱ市」で、土佐くろしお鉄道和食駅のキャラクターは和食かっぱくんなのであります。