安芸の畑山温泉まで走って土佐ジローを食べました〔1908〕2008/07/06
2008年7月6日(日)晴れ!暑い!
今日は日曜日。ホントに久し振りに、完全休養をしてみました。仕事も用事もなんちゃあ入れん、レラクゼーションデー。で、どこへ行ったかと申しますれば、安芸から北の山中へどんどんと上って行った畑山という地区。安芸駅までごめんなはり線の汽車で行きまして、そこから走ろうかとも思いましたが、この気温と湿度で二十数キロの登りはキツイ、と考えて、安芸市の運営する「元気バス」というがに乗って栃の木という集落まで。そこから畑山までは14~15km。元気バスの運転手さんに、「大丈夫かよ?思い直した方がエイぜよ。」と言われましたけんど、こぢゃんと暑いなか、大量の汗をかきながら、のったりまったりと走ってきました。
畑山には温泉があります。栃の木から畑山までは、集落らしい集落はまったく無く、こんな先にヒトが住んじゅうがやろうか、と心配になるような道中ですけんど、畑山には平成8年まで小中学校があったのであります。つまり、この奥にはヒトが結構暮らしよったということ、今では廃校になった学校跡に、その温泉施設「憩の家」は建っちょりました。
ここの名物は何と言うたち「土佐ジロー」。畑山にたどり着くちょっと手前の道ブチに鶏舎がありました。天然記念物の土佐地鶏(雄)とロードアイランドレッド(雌)を掛け合わせたF1。こぢゃんと肉の味がする、高知県特産のおいしい鶏です。卵がこれまだ芳醇で、素晴らしゅうございますね。今日は結構お客さんも多く、色んなセットを食べておられましたが、ひまわり太郎は選んだがはリーズナブルな親子丼。いや、ホントに美味しかったです。とにかく、「泳いできたかね」と言われるばあ思い切り汗をかいて駆け上がってきましたですきに、温泉につかり、ビールを一気に飲んでから食べた土佐ジローの親子丼は絶品でございました。
ここは、その温泉から少し上流(この川は安芸川の上流域)に行ったところ。「危険ですので渡らないで下さい」とか書かれた、錆びたワイヤーと朽ちた板切れのこの吊り橋が、なかなか素敵でした。スリル満点を味わいながら渡ると、その向こうには不思議な洋館が。これ、昔の発電所の跡らしいがです。役割を終えた今、山の中で妙に存在感を放ちながらたたずむ洋館でした。
ところで、完全オフにふさわしく、栃の木から少し入った辺りから携帯は完全に「圏外」。畑山地区は、電波が弱いとかなんとかいう問題ぢゃあ無うて、もちろん完全な圏外。なかなか素晴らしい場所を見つけてしまいました。
ここは安芸市の元気バスが朝と昼と晩に走りよりますきに、便利な秘境でもあります。