雨上がりの潮江天満宮参道〔1888〕2008/06/16
2008年6月16日(月)晴れ!
今朝は、6時を過ぎてから、お日様が顔をのぞかせ始めました。雨上がりの町が朝日に輝いて美しゅうございます。花でも町並みでもそうですが、雨上がりがキレイですよね、まっこと。
この潮江天満宮の雨上がりの参道も、いつもながらに美しゅうございました。手水舎から天神大橋の方へ数えて2つめの鳥居の下から、天神大橋方面を撮影しちょります。参道脇の木々は夏の風情で鬱蒼としてきました。雨に洗われてキラキラ輝く参道の景色が好きです。
手元に、昭和27年のこの参道の写真があります。その当時、この参道には市営のバラック住宅がずらりと並んじょります。
戦災で焼け出された方や、家を失った引き揚げ者用の住宅らしいです。いくらなんでも参道ですきに、応急の仮設住宅ということやったがでしょう。高知市が復興するにつれて、取り壊されていったものと思われます。が、昭和27年というたら、戦争が終わってから7年経過しちょりますが、高知の街にはまだまだ戦争の後遺症が残りまくっちょりました。当時の写真の、鳥居の扁額の向きから想像するに、市営仮説住宅が並んじょったがは、この写真左手、玉垣と参道の間と思われます。いや、ひょっと違うちょったらすびばせん。ご教示ください。板壁の平屋建てでトタン葺き。ですけんど、その家の前、つまり参道で遊ぶ子ども達の表情は底抜けに明るく、復興に向けてのエネルギーと人間のバイタリティを感じさせてくれます。現在のネット社会の子ども達を見るにつけ、どの時代の子ども達が本当に幸せを享受しゆがか、考えさせられます。
そう言えば、潮江天満宮の輪抜け様は毎年6月30日。近づいてきました。フェスティバル土佐鏡川まつりが無いなった今、鏡川界隈のお祭りと言えばやっぱし輪抜け様。神社は今でもそこに住む人たちにとって、こぢゃんと大切な場所ながです。