この球場は今年で終わりじゃけえのう〔1879〕2008/06/07
2008年6月7日(土)広島は晴れぢゃけえのう
そんな訳で今朝は広島。昨日の朝、飛行機で一旦高知へイニましたが、午後、汽車に乗って広島までやって来ました。広島市中心部では、浴衣祭りとかなんとかいうがをやりよりまして、夜店がずらりと並び、流川界隈では浴衣姿のお嬢さんがどっしこ歩きよりました。エイですね、ニッポン。
さて、広島で泊まりますと、早朝たつくるがは平和公園から広島城界隈と決まっちょります。川沿いがキレイで、心地良うございますね。また、原爆爆心地近くということで、慰霊碑などがたくさんあり、厳粛な気持ちにもさせてくれる大切なエリア。そのしゅっと横に、この、広島市民球場があります。
流川、八丁堀から西へちょっと歩いたクにあります。便利っちゃあこれ以上ないくらい便利なプロ野球の本拠地ですよね。
1957年から今年まで、約半世紀にわたって広島カープの本拠地として親しまれてきた広島市民球場。この球場も、今年で最後。ご覧のように、正面入り口の上には「夢と感動をありがとう」という文字が掲げられちょります。
ひまわり太郎、実は、昭和50年に広島カープが初優勝したときに、猛烈に感動したことを今でも鮮烈に覚えちょります。中学生でしたですけんど、衣笠や山本浩二の、他の人気球団にはない個性と実力に、何とも言えん新鮮味を覚えて虜になったのでありました。その後古葉監督の下でカープは黄金時代を迎えました。選手発掘と育成には、当時から評価が高かったですね。お金が無い市民球団ですきに、安い選手をみつけてきて育てるしかなかった訳ですが、その伝統は今に受け継がれちょります。日本プロ野球の人材発掘育成組織みたいになっちゅうですね。所属するすべての選手の年俸を足しても、某在京人気球団の、現在2軍で調整中の数名の選手の年俸合計を下回るそうです。
この便利な便利な球場が無いなるがは寂しいですが、新しい球場で、また、赤ヘル旋風を巻き起こしてくれたら楽しいですよね。