五台山竹林寺南坊はここ〔1840〕2008/04/29
2008年4月29日(火)昭和の日は快晴!
いやいや、良いお天気の昭和の日です。我々世代は4月29日と言えば天皇誕生日。で、平成になってから一昨年までは「みどりの日」と言いよったですな。昨年からは「昭和の日」になっちゅそうです。ご存じでした?
さて、一昨日、五台山の牧野植物園、お馬路をご紹介しました。で、昨日は、筆山からその五台山を眺め、そこに眠る伊達兵部さんのお話をしました。今朝はまたお天気最高やったので、またまた五台山へ駆け上がりに行っちょったのであります。
五台山花絵巻というイベントをやりゆうこともあって、ものすごい人出ですね、五台山は。
牧野植物園も、観光客と地元の皆さんでこぢゃんと賑やか。入場料は大人700円ながですけんど、年間パスという、一年間入場し放題のパスが2000円ですきに、ひまわり太郎はそれを買うちょります。こぢゃんとお得。今日は思い切り駆け上がると汗が噴き出す陽気。そして、温室のある方の昔からの入場口から入り、ちょびっと下って右手に入った所に、この場所があります。あんまし知られちゃあしませんし、ちっくと入りこんだ所にあるので、ひっそり静かなエリア。ここが、実は、よさこい節の恋愛の舞台となったお寺、竹林寺南坊のあった場所なのであります。ここには住職のエリート僧純信さんと、その弟子慶全さんが居りまして、修行しよりました。そこに、麓の鋳掛け屋の娘で美人と評判のお馬さんが、一昨日ご紹介した道を通って身の回りの世話のアルバイトに来よって、いつしか慶全さんと恋仲になりました。慶全さんははりまや橋の小間物屋でかんざしを買うちゃって、お城下の噂になってしまいます。で、純信さんは慶全さんを解雇しました。ところが今度は純信さんがお馬さんの魅力に取り憑かれ、そして泥沼へと突入していったがが、よさこい節に歌われたお話。その恋の舞台が、牧野植物園の隅にあることは、めっそ知られちゃあせんですね。
この、カメラを置いちゅう場所は、井戸の柵の上。この井戸は、南坊やった時に使われよった井戸やそうです。そのツツジは、ヒラドツツジの一種のオオムラサキという種類のものやそうで、この寂しい場所を明るう彩っちょりました。