土佐久礼、大正市場、昭和通り、平成通り〔1810〕2008/03/30
2008年3月30日(日)雨
今日の高知は雨。今、高知の桜は満開満開大満開ですきに、今日は花見にしょうと思いよった方も多いでしょうが、あいにくのお天気になってしまいました。まあ、桜の花の下でおきゃく、という訳にはいかんなった訳ですが、高知県人はそんなことではヘコタレんでしょうき、お昼から開いちゅうひろめ市場とか葉牡丹とかは、今日は昼間っから賑やかやったことでしょうな。いや、その2軒は、普段も昼間っから酔客で賑わいゆうですけんど。高知県人は、真っ昼間から飲んだりするがが大好きです。
さて、そんなお天気の中、朝方土佐久礼まで行っちょりました。高知県中西部に位置する漁業の町土佐久礼。
青柳祐介さんの漫画「土佐の一本釣り」の舞台となった、特に鰹漁の盛んな漁師町、土佐久礼。この漁師町の中に、大正市場という所があります。狭い短いアーケードですけんど、新鮮な安い海産物に溢れちゅうこの市場は、なかなかの人気スポットなのであります。今朝行った時間がかなり早かったので、ご覧のようにまだ店もキチンと開いちゃあしませんので、お客さんもまばら。ですけんど、この右手の魚屋さんの軒先には地元にあがった魚が並んで美味しそうでございました。
この大正市場、大正町にある市場ですきに大正市場と言います。この市場の始まりは明治の中頃。漁師のおかみさんたちが、亭主や息子の捕ってきた魚を売りよったのがその起源。全国の漁師町によくあるパターンですね。ですけんど、ここ大正市場は、この雰囲気と新鮮な海産物などなどのお陰で、近年、県内外からたくさんのお客さんが訪れるようになりました。田舎の漁師町活性化の一つのモデルでありますね。
元々は地蔵町通りと言いよったそうです。大正4年、この市場一帯の230戸が大火で焼けてしまい、大正天皇から復興費として350円が届けられ、それに感謝した町民が、地蔵町改め大正町という名前にしたがやそうです。この一つ東の通りは由来は知らんですけんど「昭和通り」という名前になっちょりました。そして、この写真は、この大正市場と昭和通りの間の東西の通りに立って撮影しよったがですが、この通りには「平成通り」という看板が立っちゃありました。なるほど。!