天満宮のかわいらしい梅の実、牛の臥像〔1808〕2008/03/28
2008年3月28日(金)晴れちょります
そんな訳で今日は高知。昨日、結構満員の汽車に乗ってモンて来ました。春休みに入ったきでしょうかね、観光客さんらしい皆さんがいっぱい。外人さんも多かったです。春の高知を満喫していってもらいたいですな。
春と言えば、ここ潮江天満宮の飛龍梅には、今年も実がつき始めました。薄ピンク色でまだまだチンマイですけんど、よく見てみるとどっしこついちょります。なかなか可愛らしい、若い若い感じの春らしい実。この飛龍梅の、参道の反対側にある梅の古木は、まだ紅い花を咲かせちょりますきに、その対照が見事ですね。
その古木の下と、この飛龍梅の下とには、苔むした石でできちゅう牛の臥像が鎮座されちょります。菅原道真公と言えば梅と牛。ご存じですよね、もちろん。にっこりでもびっしりぎっちりご紹介しました。太宰府に左遷された折、京の家の梅の木が道真公を追いかけて太宰府まで飛んできた、てな話もあります。
東風(こち)吹かば 匂いおこせよ 梅の花 あるじ無しとて 春な 忘れそ
の歌はあまりにも有名ですけんど、5歳のときに詠んだ
うつくしや 紅の色なる 梅の花 あこが顔にも つけたくぞある
というのもあります。5歳ですよ5歳。神童でございました。
また、道真公、それはそれは牛を愛されまして、牛にまつわる逸話がもれまたどっしこ。有名ながは、遺言で、自分の遺体を牛に乗せ、その牛が自分で歩いていって止まったところにとどめよ、としたこと。で、その遺言は実行され、安楽寺四堂のところで牛が止まったので、そこを墓所にしたというお話。ひまわり太郎も道真公と同じ丑年生まれで、牛とはこぢゃんと関わりが深うございますきに、なかなか興味深いお話です。いや、ひまわり太郎は5歳で和歌を詠んだりはしませんでしたが。
さてさて、もう、街や山のあちらこちらで桜の花が咲きゆうがを見れるようになりました。まだ、満開には至ってないがが多いですけんど、この週末は結構お花見で賑わいそうですね。この週末と来週末が、高知のお花見のピークでしょう。皆さん、今年はどこでやりますか?