広島、原爆ドーム、広島市民球場は今シーズンで最後〔1807〕2008/03/27
2008年3月27日(木)広島は晴れじゃけえのう
そんな訳で今朝は広島。昨日の夜の汽車でやって来ました。で、今朝は平和公園界隈から広島城の周辺をたつくりまわって参りました。
ここは原爆ドームの対岸。平和公園から撮影してみました。朝の平和公園には、たくさんの老若男女が訪れて散歩したりされよります。広い美しい公園。こないだ、ラジオかなんかで聞きましたが、原爆が落とされた際、その爆心地に近いここが公園で良かったですね、ヒトが住んでたら大変でしたね、ということを言われる方がいらっしゃるそうです。実はとんでもないですね。平和公園の中に、「天神町北組の跡」という記念碑がありまして、氏名がたくさん刻まれちょります。
この場所には132世帯約380人の方が住まわれちょって、原爆により、全員犠牲になったそうです。一人も助からんかったそうです。この界隈は色んなお店や工場や倉庫や住宅がひしめき合う、それはそれは賑やかな町やったそうですね。それが一瞬にして吹き飛んでしまいました。今、広い広い平和公園として、あの悲惨な原爆を忘れないように未来に語り継がれていく場所となっちょります。
ここの少し南の芝生のなかには、あの峠三吉さんの「にんげんをかえせ」の碑が建っちょりまして、厳粛な気持ちにさせてくれます。
写真に写っちゅう原爆ドーム、これは世界遺産になりました。当然と言えば当然。一人でも多くのヒトに来て、見てもらいたいものですね。
写真の左には広島市民球場のナイターの照明灯が見えよります。この便利な便利な場所にある市民球場は広島カープの本拠地として、親しまれてきました。が、来年の春に新球場が完成するのに合わせて閉場となるがやそうです。つまり、これから始まる今シーズンが、この市民球場にとって最後のシーズンとなるのであります。山本浩二、衣笠祥雄さん初め、数々のスターやドラマを生み出してくれた市民による球場。ちくと名残惜しいですね。球場の正面には「夢と感動をありがとう」という大きな文字が掲げられちょりました。金満球団とは対極にある、無名選手をこつこつと育て上げる市民球団に、もっとスポットライトがあたってもかまんと思うがですけんどね。