北川村、中岡慎太郎さん、柚子の収穫〔1682〕2007/11/23
2007年11月23日(金)素晴らしいお天気です
今日は勤労感謝の日。よう晴れました。
ちくといつもの田野町に用事のあったひまわり太郎一家は、朝の内に高知市内を出て東へと車を走らせました。太平洋岸を走る国道55号線は、海の青と空の青と山の緑が美しく、こぢゃんと心地良うございました。
で、田野で用事を済ませたあと、北川村まで行ってみました。北川村は、維新の志士で、坂本龍馬さんと一緒に薩長同盟に奔走した中岡慎太郎さんの出身地。ここの大庄屋さんの家に生まれた慎太郎さん、小さい頃から勉学に勤しみ、7歳からはここから山越えの片道90分の道を毎日歩いて勉強に通うたそうです。
田野にあった田野学館へ通い、天下国家に触れ始めた頃、その田野学館で武市半平太さんと運命の出会いをして土佐勤王党に参加しました。その弁舌と行動力、意志の力は抜きんでたものがあり、薩長同盟に果たした彼の功績はご承知の通り。
彼の健脚はまたものすごく、我々が山をちくとばかしたつくるがは全然こたいません。一日に何十キロも歩き、重要人物と面会して説得し、また歩いて次の地点へ移動し、という行動力には、もう、感心するしかありません。
ここは、中岡慎太郎さんの生家。昔の家が、整備されてキチンと残されちょります。大庄屋さんですが、家は割合にこぢんまりしちょりますね。こんな山の中で勉強し、努力し、日本を動かす人物に育っていった慎太郎さん。いやいや、たまるもんか、です。
この生家にたたずんじょりましたら、山からガサガサっという音がします。家の横には大きな柚子の木がたくさん。おんちゃんが一人、その木の一つに脚立で上って、柚子の実を落としよりました。写真中央に、そのおんちゃんが写っちゅうががお判り頂けますでしょうか。木の下にはブルーシートが釣りくられて、その上に柚子の実が落ちてきて、おばちゃんがそれを籠に入れよりました。
今、柚子は大ブーム。高知の柚子は、今、収穫真っ最中ですが、すべて売約済み。作るハシから高値で売れていくという状況になっちょります。