ラビリンス能茶山〔1592〕2007/08/25
2007年8月25日(土)今日も暑かったです
今日も暑かったですね。高知市の最高気温は何度やったがでしょうか。たぶん33℃は超えちょったと思います。今日のお昼、ちくと時間をつくって走りに出ちょりました。昼下がりの一番暑い時間帯に鏡川界隈をたつくったがですけんど、頭がボワーっとしてくる感じの暑さ。風も無いので、熱い空気の中をひたすら走るのはコタイました。途中、一度行ってみたかったここ、能茶山も、ついでの饅頭でたつくってみました。紅葉橋から南へ、土佐道路を渡ったところにある山が能茶山(のうさやま)。今は、山に大きいマンションが建ったりしちょりまして、風景も随分と変わってしまいましたが、結構古くからヒトの住みよった能茶山。
南側から登る小さな小径があります。そこを登っていくと、涼しい竹藪があり、その上には古い古い石垣。石垣の上には住宅が乗っかっちょります。不思議な雰囲気の住宅街。こんなところに住宅が並んじゅうとは思いませんでした。ラビリンス能茶山。昔からこんな感じやったがでしょうな。この小径を歩きよりましたら、生け垣と樹々に囲まれた所に標柱がありました。能茶山の山頂窯跡とのこと。ここで、藩政期後期、藩窯として焼き物が作られよったがです。元々は、高知城のしゅっと北側の尾戸(おど)に、二代藩主山内忠義さんが野中兼山さんの献策を採用してつくられたのがその起源。藩の産業を発展させるための施策ですな。で、尾戸焼と呼ばれて栄えたらしいです。1820年、尾戸からここ能茶山に移転されたがですね。この山の土が焼き物に良かったがやそうです。
で、今でも「尾戸焼」という名称で、焼き物が焼かれよります。この小径を、山を越えて北の方へと降りて行きよりましたら、窯がありました。昔ながらの雰囲気を溢れさせちゅう窯。能茶山は、下から見上げるばっかしで、実際に登ってみたのは初めて。なかなかの古い文化的な雰囲気に溢れちゅう能茶山。面白かったです。