「アテラーノ旭」を発見しました〔1516〕2007/06/10
2007年6月10日(日)晴れちょります
なかなか梅雨入りせんですね、今年は。梅雨前線はまだとっと南にございます。この木曜くらいから雨の予報ですきに、その辺りでしょうかね。
さて、今日ご紹介するのは旭町。小さな路地、レトロな商店街、懐かしい駄菓子屋さんなどなど、高知市内でも特別不思議な雰囲気の漂う町「旭」。電車通り界隈は随分と景色も変わり、電車通り南側の「名画座」のあった界隈もかなり昔の風情が薄れて来ました。北側の路地には、まだまだ独特の風景が残っちょります。「高知遺産」という本にも、この界隈のことはたくさん紹介されちゅうですね。
この旭の中心部、旭元町商店街のちっくと東に、おそらくは空き店舗を利用した、ご覧のお店がありました。日曜日、祭日はお休みとのことで、本日は閉まっちょりましたが、その名も「アテラーノ旭」。地域の交流施設で、手づくりの物を販売したりもしゆうにかありません。「アテラーノ旭」。
「アテラーノ」とは、「交流」という意味のイタリア語でもなんでも無くて、「私たちの」という意味の土佐弁、ということに気付くまでしばらくかかってしまいました。年配の女性の方が、時分のことを「アテ」とか「アテイ」とか言います。ひまわり太郎のおばあちゃんも「アテイ」言いよりました。その複数形、つまり「私たち」が「アテラー」という訳ですな。このお店は、これにより、女性が中心になって運営されゆうことがわかります。
男性は時分のことを「アシ」と言いますきに、男性が中心になって運営されよったら「アシラーノ旭」となります。
「私たちの旭」を大切にしたい、という想いが、この「アテラーノ旭」という名称に込められちゅうがですね。