伊尾木洞の奥〔1480〕2007/05/05
2007年5月5日(土)曇りのち雨
今日は朝から雨が降る予報。でしたけんど、夕方まで降りませんでしたね、高知市内。連休の神様がなんとかお天気を持ちこたえさせてくれたがでしょう。
ひまわり太郎は、どうしても連休中に済ませちょかんといかん用事がありまして、高知県東部の田野町まで出掛けちょりました。で、帰りがけ、今年の3月18日にご紹介した不思議な洞窟「伊尾木洞」に、またまた寄っちょったのであります。3月18日のにっこりには、思わせぶりに、洞窟の抜けた先は不思議な異国のような風景、ということを書きました。
その、不思議な光景を撮影しょうとしましたが、うまいこと写せんかったがが残念。その幽玄な光景は、とにかく行ってみて体験してみて下さいね。
両側に、ご覧のような土の切り立った壁面が迫ってくる峡谷。小川が足元を流れ、それはそれは不思議な雰囲気を漂わせたまま、ずうっと奥まで続いちゅう模様なのであります。そして、その雰囲気を盛り上げちゅうのが点在する彫刻。この写真でも、右端に裸婦像が写っちょります。この奥へ進んでみても、鬱蒼とした茂みの中に、突然裸婦像が屹立しちょったりするのがすごいです。で、そのオブジェが全然わざとらしくなく、この妙な空間の中に溶け込んじゅうががいいですね。
今日は、この奥地まで探検してみることにしました。両側はこのような壁面が続きます。そして段々と鬱蒼としてきます。河原には不思議な植物が。帰って調べてみますと、武蔵鐙(むさしあぶみ)でした。蝮草とか雪餅草とかと同じ系統の花が咲き、大きな大きな葉っぱが印象的でした。探検途中、河原を歩くのが無理な状況になると、山肌に上る道が準備されちょり、今にも落ちそうな橋を渡り、また、河原へ下りてくる、といった感じで奥へ奥へと進んで行きます。すると、二段になった滝が見えてきました。右手の山肌を登って滝壺の手前まで行けたのですが、そこからは装備がないとちっくと危険。とっと下の滝壺へ落ちてしもうたらオオゴト。本日はそこが最終到達地点でした。滝から流れ出てきた川面に、模様の無い白っぽい蛇が一匹。滝壺方面へ泳いでいきました。Jr.達と、この滝を守りゆう蛇みたいやねえ、と、話しました。まさにそんな感じの蛇でした。