筆山、高知城、整備された山道〔1481〕2007/05/06
2007年5月6日(日)雨のち曇りそののち晴れ
大型連休も、いよいよ今日が最終日。皆様お疲れになっちょりませんか?今日は朝から静かな雨が降る高知市内、身体を休めるにはこの上ないお天気ながやないでしょうか。
今朝は、会社から鏡川をたつくった後、筆山に駆け上がっちょりました。静かな雨が身体に心地良かったです。この写真は山頂近くの駐車場から撮影したもの。ズームで高知城方面を写してみました。高知市街のまん中に聳え立って城下町を睥睨する高知城は、やっぱし街のシンボルですな。その手前に高知県庁の庁舎がチンガリ見えよります。
この駐車場から急な石段を登っていくと山頂。山頂に、古い古い展望台のような建物があります。これからの季節、その建物の裏手で、国の特別天然記念物に指定されちゅう「ミカドアゲハ」が飛びゆうところを見ることができる、と、知人のこぢゃんとチョウチョに詳しい方がおっしゃっておられました。今度見に行ってみんといかんですな。
さて、今朝は、筆山の車道をこの駐車場まで駆け上がりましたが、下りは久々に山道を降りてみました。こないだうちまで工事の為通行止めになっちょった山道。久し振りに通ってみてビックリしました。遊歩道のように整備されちょって、以前の石ころごろごろのイメージが無いなっちゅうがです。ここはご年配の皆さんも散歩に通られますきに、安全に、歩き易うに整備されたがでしょう。この山道の両脇の山中にはたくさんの立派な立派なお墓がございます。見るからに身分の高そうな武士のお墓が多いですね。山内のお殿様代々の墓所は、この山道の登り口のちょびっと東から石段を上がったところにあります。こちらの山道周辺にも「山内」さんという名字の方の墓所があちこちにございます。藩政期の、土佐藩で重要な地位であった皆様方は、ここ筆山の北斜面から今も市内をご覧になりゆうがでしょうか。
写真手前に見える「三翠園ホテル」様は、山内家の下屋敷の跡に立っちょります。その手前から西へ延びる森が山内神社の森。お城から筆山にかけて、山内氏にとって重要な場所やったことが、ここの眺めで理解できるのであります。