久万川、鴻ノ森、満月〔1389〕2007/02/03
2007年2月3日(土)この冬初めての氷点下、快晴!
雲一つ、本当に雲一つありません。これ以上ないくらい晴れ上がった高知市の空。昨日、本社の界隈にもほんのちょびっとだけ、気付かんくらいちょびっとですが、小雪がチラついたそうです。もう2月、そして今日は何と節分ですが、やっと「冬」になりました。今朝の市内の最低気温はどうやら-0.9℃。記憶では、初めての氷点下ぢゃあないでしょうか。シビコオリました。今朝の潮江天満宮には、節分だけのことはあって、こんなに冷やい中でも、いっつもよりちくと多めの参拝客がいらっしゃいました。
さて、昨日、久万川のご紹介をしましたので、本日も続けて。ここは今朝の愛宕大橋。西の空に大きく輝く満月を撮影してみました。土手の上を散歩するヒト、走るヒト、たくさん居りまして、なかなか楽しい久万川の土手です。お月様の真下にとんがっちゅう山は鴻ノ森(こうのもり)。標高300mくらいの、あの界隈では一つ頭の抜け出した山。戦国時代には、長宗我部元親さんと土佐の覇権を争うた本山氏の支城「鴻ノ森城」があった山。「神ノ森」とも「高ノ森」とも書かれることがありました。
2005年6月13日のにっこりにも書きましたが、この城を守った本山方の武将、鴻ノ森出雲さんが長宗我部氏に攻められて籠城し、激戦の末落城した話は、なかなか凄まじいものがあります。その中でも有名なのが「白米城伝説」。全国各地の籠城戦を闘ったお城に残されちゅう「白米城伝説」と同じ話。籠城する中で水を遮断され、城内に水が無くなって来ます。しかし、渇水状況を敵に覚られんように、まだ水が豊富にあるよう見せかけようと、白米を馬にかけ、遠くから見るとあたかも水で馬を洗いゆうにかあらん、まだ水に不足しちゃあせんにかあらん、と思わせようとした、という伝説が「白米城伝説」であります。