稲荷町のお稲荷さんと鬼頭良之助さん〔1363〕2007/01/08
2007年1月8日(月)快晴快晴!
今日は成人の日。1月の第2月曜日が成人の日になってから何年になるでしょうか。高知市とかでは、昨日の7日に式典をやりよりましたですね。今年になって、高知新聞の一面に「500人の村がゆく」という連載が始まりました。離島を除けば日本で一番人口の少ない村「大川村」(2006年11月30日現在人口509人)に、高知新聞の記者が住み込み、役場に研修員として勤務しながらこのとてつもない山奥の村の暮らしや想いをリポートする、こぢゃんと面白い秀逸な連載。機会があったらご覧になってみて下さい。で、この大川村での昨日の成人式式典は、たった一人で行われたとの記事がありました。ニッポンは広いです。
さて、今朝はJr.1号と家の近所を散歩しよりました。そこで、またまた鬼頭良之助さんの名前を発見してしまいました。一昨日のにっこりでもご紹介した、鏡川沿い「フランクチャムピオン」の記念碑や、潮江天満宮の大きな百度石にその名前を見れます。大正期を中心に活躍した土佐の侠客で大親分、鬼頭良之助さん。
ここは、稲荷町の高知稲荷大明神さん。稲荷町の町名の由来にもなる、古い由緒あるお稲荷さん。このお稲荷さんの囲い塀の寄進者に、ありましたありました。Jr.1号の左手、柱に埋め込まれた「鬼頭良之助」の文字。
鬼頭さんが活躍した時代、このお稲荷さん界隈は「下(しも)の新地」と呼ばれて高知有数の歓楽街でした。料亭や遊郭がずらり立ち並び、鬼頭さんはそんな街の顔役でもあった訳ですな。
下の新地には映画で有名な陽暉楼(ようきろう)の下店もあったそうです。池上季実子さんと緒方拳さんの演技が印象的な映画。その原作者が宮尾登美子さんで、彼女は「鬼龍院花子の生涯」も書いちょります。夏目雅子さん主演で、仲代達也さんが演じよった「鬼政」こと鬼龍院政五郎のモデルとなったのが、こないだから何度もお話しゆう、この、鬼頭良之助さんという訳です。