高知空港の吉田茂さん〔1352〕2006/12/28
2006年12月28日(木)晴れ!
今日も晴れちゅう高知市内。が、風が冷たいですね。明日の朝はこの冬初めての氷点下になりそうな予報です。お正月はヌクそうですが、その前に一度冷え込むみたいですね。
今日は南国工場。で、南国工場の近くには高知空港があります。その高知空港には、あんまし知られちょりませんが、吉田茂さんの像があります。ご存知、高知出身の政治家さんで、戦前は外交官として、軍部のドイツ接近に反対した先見の明の持ち主。戦後のあの活躍は、その後の日本の繁栄を方向付けたと言うても過言ぢゃあないでしょう。
今、ちょびっとブームになっちゅう白洲次郎さんを重用す、GHQとの折衝やら通産省の創設やらで手腕を発揮させました。当時、側近政治とか言うて批判されましたが、今振り返って検証してみてもその正当性はこぢゃんと評価できるところですね。実はひまわり太郎、昔から次郎さんの奥様の白洲正子さんの本が結構好きで読んだりしよりまして、その関連で次郎さんの事蹟を知り、吉田さんと白洲さんの国や政治に対する思いに感銘を受けたもんです。白洲さんが大切にしたのはプリンシプル。庶民や弱者にとことん優しく、たいしたことないくせに偉そうな官僚とか政治家は頭ごなしに怒鳴りつけた、という白洲さん。造反ぢゃあ復党ぢゃあとかなんとかかんとか、爪のあかを煎じて飲まさんといかんですな。
この像は、高知に吉田茂さんの像がないので、建立期成会が昭和59年に建てたもんらしいです。空港から歩いて行くような場所ではなく、車も停めれんので、車で走りもって眺めるくらいしかできん銅像。もったいないですな。