斎藤牧場の牛は今日も元気です〔1333〕2006/12/09
2006年12月9日(土)高知も曇っちょります
昨日、高知へモンて来ましたが、高知は汗ばむような陽気やったですね。思わず部屋のクーラーにスイッチを入れてしまいました。今日は曇っちょりますが、気温は結構高め。そんな土曜日、広島からのお客様をご案内して牧場などなどへ行っちょりました。あいにくの曇り空ではございますが、牧場の素晴らしさにはご満足いただいたようです。ここは全国的にも有名な斎藤牧場さん。南国市の岡豊、高知大学医学部から北へズンズンと登った山の上にあります。何で有名かと言いますと、その徹底した「山地酪農(やまちらくのう)」。
この山は斎藤さんが自分で切り開いた山。ここで、この山に生える日本芝を中心とした牧草を食み、この急傾斜な牧場で運動する牛達は、日本でも数少ない幸せな牛。24時間昼夜周年放牧、つまり、嵐が吹こうが槍が降ろうが、搾乳以外の時間は昼も夜もすべて外の牧場で過ごすがです。丁度この広さに見合う頭数の牛、何世代もこの山で過ごして来てこの山に適合した牛達が、このパラダイスで循環型の、地球に優しい生活を営みゆうという訳です。斎藤さん曰く、ここまできたら、牧場は牛が自分で管理してくれる、とのこと。牧草の肥料は自分たちで供給し、いつもキレイな状態に牧草を食んで牧場を整えるがも牛達の役割。
牧場の、牛が集まっちょった丘の上から撮影してみました。ちょっとヨーロッパみたいでしょ?紅葉がキレイな斎藤牧場は、これから冬を迎えます。が、さすが南国高知だけのことはあって、雪が積もることはありません。ほんぢゃき、一年中放牧地で歩き回ることができるがです。放牧というと北海道を思い浮かべる方も多いと思いますが、北海道では、冬の間はほとんど放牧できんがですね。ここは日本でも珍しい、牛達にとっての楽園ということです。