鏡川に川鵜の大群〔1325〕2006/12/01
2006年12月1日(金)まったく雲がありません
今日から師走。今朝の高知の空は、雲一つ、ホントにホントに雲一つ無く晴れ渡っちょります。一切れの雲もありません。それでも気温は12月のにしては暖かめの朝。風が心地良い鏡川です。
鏡川ウォッチャーとして今秋気付いたこと。それは、例年よりも川鵜がずいぶん増えたということ。毎年冬が近づくと川鵜が増えてきまして、鏡川のうなぎやボラを食べる光景をよく見るようになります。が、今年の川鵜の集団はこぢゃんと数が増えました。以前は10羽程度の群れが散見された程度やったがですけんど、今朝の群れは数十羽。
そんな集団がいくつかあります。その大群が一斉に川に降り立ち魚を物色する風景はすごい迫力。魚さんも大変ですな。
どうやらこの川鵜、最近ちょくちょくご紹介する、浦戸湾の丸山台をネグラにしちゅうらしいがです。まこと、丸山台を眺めると、木の上に黒い点々がどっしこ見えます。
ネットで川鵜を検索すると、魚の被害のページがたくさん出て来ます。1970年頃までに激減しちょった川鵜ですが、その後各地で増殖、漁業関係の被害が出て、自然保護と魚資源保護のややこしい話が各地で巻き起こっちゅうみたいです。
こないだうち、もうちっと上流で鮎の産卵場の整備をご紹介しましたが、鮎も、これほどの大群の川鵜が相手となるとかなり大変。なかなか難しいところですな。
この写真は、天神大橋と柳原橋の間の南岸から山内神社方面を撮影したもの。川鵜の群れが、柳原橋の下を一斉に飛び立って天神大橋近くへ移動しゆう場面。面白いのは、その群れに鷺も数羽混じっちゅうこと。なんちゃあ、おんなじ行動せんでもカマンと思うがですけんどね。
そうそう、今、朝の鏡川は鴨の鳴き声が喧しいくらいです。その他、色んな鳥のサエズリが聞こえますきに、楽しいですな。