高知の愛宕神社、天熊社〔1312〕2006/11/18
2006年11月18日(土)雲は多いですが、まだ晴れちょります
今日は高知。昨日、福岡から下関、福山に立ち寄りつつモンて来ました。2日間でどれっぱあ運転したでしょうか。これほど車で走ったがは久し振りで、腰が痛うなりました。長距離を走りゆうヒトはエライですな、まっこと。
昨日、福岡の愛宕神社からの絶景をお届けしました。そこで、今朝は高知の愛宕神社へ行ってみとうなりまして、行って来ました。高知市の北部、秦泉寺に隣接する愛宕山のてっぺんに鎮座されちょりますのが愛宕神社。まっすぐな、長い長い石段が印象的。
記憶にありましたとおり、この愛宕神社さんも「火産霊神(ほむすびのかみ)」という火の神様を祀っちょりました。そして、そのお母様「伊邪那美命(いざなみのみこと)」も一緒に祀られちょります。防火で街を守り、栄えさせる神様。もちろん京都の愛宕神社をその源流とします。修験道とも深い関わりがあって、京都愛宕山の山中で修行した山伏たちが日本各地を巡り、街を見下ろす山に火伏せの神様として愛宕神社をつくって廻った、てな事情があるみたいです。
その、高知の愛宕神社のお社の北側へ回り込んでみますと、ご覧の様に大きな石でこさえられた神秘的な神社が祀られちょりました。「天熊社」。京都の愛宕神社のご祭神に「天熊人命(あめのくまひとのみこと)」という神様がいらっしゃいます。天照大神が、月読尊(つきよみのみこと)が剣で切ってしまった保食神(うけもちのかみ)のところへ差し向けた神様が天熊人命。天熊人命が行って見てみると、切られた保食神からは、穀物や繭など、人間が生きて行くのに必要なものが生じちょったというお話。
この「天熊社」さんも、神様の世界とつながっちょりそうな雰囲気です。