鏡川のカヌー、山内神社、三翠温泉、三菱〔1259〕2006/09/26
2006年9月26日(火)快晴!
秋晴れの朝。雲一つない真っ青な空が明るく広がる高知の朝です。朝晩の風は急に涼しゅうなってきたですね。Tシャツだけやと、ちくと動かんと寒いくらいです。
天神大橋を渡りよりましたら、上流から真っ赤な2艘のカヌーがやって来ました。背景の青と緑に映えて美しい真っ赤なカヌー。優雅に心地良さげにスルスルと下って行きました。
左手の森は山内神社。元々、高知城にあった藤並神社のお旅所やったがですが、現在では山内家歴代藩主と一豊さんの奥様を祀る立派な神社。森の東に、SOHOベンチャー等が入居する「スクエア・フロント」という施設。
その東隣、壁面に山内家の三ツ柏の紋に似たマークが薄らと見える建物が、三翠園ホテル様の温泉、三翠温泉。三翠園様は、旧山内家下屋敷跡に建てられた、山内家ゆかりのホテルで、そのマークは山内家の三ツ柏と円を組み合わせたものになっちょります。
ちなみに、幕末、土佐藩の交易や海運を担うちょったのは「開成館」。明治3年に九十九(つくも)商会という藩の機関となり、翌明治4年、廃藩置県の後、岩崎弥太郎さんに正式に経営が引き継がれ、後の三菱財閥へと発展していったのであります。開成館時代の交易船のマークは当然「三ツ柏」。九十九商会初期のマークは、その柏が少し細うなって菱形になりました。で、岩崎弥太郎さんに事業が引き継がれ、時代を経るに従って菱形が肉厚になり、現在の三菱のマークになったのでありました。元々岩崎家の家紋は菱形が三段に重なった三階菱。
今朝は、山内家の家紋に、岩崎家の菱形がミックスされたのが現在の三菱のマークであるという有名なお話を、ご紹介します。