鏡川の彼岸花がきれいです〔1253〕2006/09/20
2006年9月20日(水)快晴!秋晴れ!
今日は彼岸の入り。お彼岸の中日23日を中心にして7日間がお彼岸の期間とされちょります。で、写真は、今朝の鏡川に咲く彼岸花。この季節、あちらこちらに赤い可憐な花を咲かせちゅう彼岸花。赤だけぢゃのうて、白いやつもあります。
ここは、天神大橋と潮江橋の間の南岸。この土手には桜や夾竹桃、アメリカ梯梧などの木が植えられ、紫陽花やツツジ、カンナ、オシロイバナ、紫御殿などの花を見ることができます。今は結構彼岸花も目立ちますな。
彼岸花は彼岸花科ヒガンバナ属の、中国原産の花。曼珠沙華という美しい名前も持っちょります。
田んぼの周辺に植えられることが多いですね。球根に毒性があるので、ノネズミとかが田んぼの畦に穴を空けるがを防ぐために植えられたとかいう説もあるみたいです。
お彼岸に入りましたので、お墓参りに行かんといかんですね。「お彼岸」は、元々「波羅蜜多」を訳した言葉。般若心経で、「ハンニャ~ハ~ラ~ミ~タ~」とやる、あの波羅蜜多ですな。空海さんゆかりの四国では非常にポピュラーな般若心経。もちろん元来はサンスクリット語で、「パーラーミータ」という言葉。迷いに満ちあふれらこの世「此岸(しがん)」に対応する、悟りが得られた極楽浄土が「彼岸」、パーラミータ。で、日本では、大昔から、先祖を感謝し、彼岸にたどりつけるよう自分を見つめ直して善行を積む仏事として行われてきました。インドや中国にはないそうですな。
お彼岸である浄土は、西方浄土と言われるように西にあります。で、春分の日、秋分の日は、お日様は真西に沈みます。その方向の彼岸を目指す、ということで、この時期がお彼岸になった、という説もあるそうですね。