九反田地蔵尊祭は今晩です〔1228〕2006/08/26
2006年8月26日(土)晴れちょります、暑いです
今日も暑い高知です。
今日は事情がございまして高知市文化プラザ「かるぽーと」へ来ちょります。高知の某テレビ局が開催しゆう「歌って走ってキャラバンバン」という公開素人歌合戦の、本年の決勝大会。今年で何と30回目を迎えるそうです。県内20会場でチャンピオンになった皆さんが集まって自慢の喉を披露するのであります。
かるぽーとの南に、ご覧のお地蔵さんがあります。だいぶ以前にもご紹介したことがあります。「九反田(くたんだ)地蔵尊」でございます。
この界隈ではかなりの尊崇を集めちゅうお地蔵さんで、何と本日がお祭り。「九反田地蔵尊祭」。この右の駐車場にお店屋さんとかが並んで、賑やかにお祭りが行われます。
このお地蔵さん、由来は何と石田三成さんまで遡るのであります。関ヶ原の後、三成の遺児(幼い娘さん)が乳母に連れられてここへやって来ました。ここにあったお寺を頼って来たがですね。で、彼女はここで腫れ物が元で亡くなってしもうたそうです。七歳のことでした。
江戸時代後期、ここの米蔵が鳴動したので床下を掘ると、首の無い地蔵さんと石碑が出てきたそうです。亡くなった三成さんの娘さんゆかりのもの。
そこで、その石碑とお地蔵さんを祀ったのが九反田地蔵尊の始まりやそうです。
この界隈、昭和40年代までは中央卸売市場があったり海産問屋や生鮮問屋などが立ち並ぶ、こぢゃんと賑やかな場所でした。今は、かるぽーとの裏手の静かな一角に静かに佇んじょります。しかし、由来が由来なんで結構有名らしく、以前にもご紹介しましたが、入り口左右の新しい燈籠は、仲代達也さんが寄進されたもの。大きな百度石は、土佐の侠客で、夏目雅子さんの映画で有名な鬼龍院政五郎のモデルになった鬼頭良之助さんの寄進。
今晩のお祭りも賑やかに繰り広げられることでしょう。楽しみ!