小津高校の開成門〔1227〕2006/08/25
2006年8月25日(金)暑いです。晴れちょります。
予想通り、昨日も夕方ちょびっとだけ夕立が降りましたですね、市内中心部では。夜、鏡川沿いを走りよって発見したがですが、天神大橋から柳原橋あたりまでは結構降っちょりますが、そこから西は全然雨が降った形跡がなかったです。ほんの数十メートル違いで、こぢゃんと降っちゅうくと全然降ってないくがあるがです。その境目ははっきりくっきりでびっくりしました。
さて、今朝は市内小津町に来ちょります。ここに県立小津高校がございまして、その敷地にご覧のような古い立派な門がございます。ご存知開成門。
いっつもご紹介する、ひまわり太郎の家の近所の東九反田公園は、藩政期末期から明治にかけて、重要な役割を果たしてきたお話を、耳にたこができる程お話してきましたですよね。慶応2年(1866年)、後藤象二郎さんとかが中心になって、藩の殖産興業、富国強兵をはかる「開成館」という施設がつくられました。その際につくられたのが、この「開成門」。その後開成館は高知の迎賓館になり、そして、板垣退助さんによって、その地に自由民権運動の総本山立志社がつくられました。明治13年、山内家の私塾がここへ移転してきまして、「海南学校」として発展します。明治22年、県立中学海南学校、そして昭和6年、小津町へ移転し、翌昭和7年、県立海南中学校となりました。昭和15年、この開成門も、小津町へ移築されたのであります。海南中学校は現在の高知県立小津高校。
そんな訳で、小津高校に、その、由緒正しい開成門があるのでございます。東九反田公園と小津高校は、そんな深い縁で結ばれちょったりするがですね。