閉館中の高知県民文化ホール〔1192〕2006/07/21
2006年7月21日(金)曇っちょります
朝方はしっかり降りよりましたが、ちっと明るうなってきた高知市内です。もう、雨はイランですな。
さて、ここは今朝の鷹匠町。鷹匠公園の北入り口から北向きに撮影してみました。向こうに高知城の天守閣が見えよります。右手の大きな建物は現在閉館中の高知県民文化ホール。どうして閉館中かと申しますと、耐震補強工事をしゆうきらしいですね。ここには、ひまわり太郎が子供の頃は県民プールがありました。よう泳ぎに来たもんです。で、中学校2年か3年の時に完成したのがこの文化ホール。
オレンジホール(1500名収容大ホール)とグリーンホール(500名収容小ホール)を備えた、高知県初の本格的ホールで、当時、こぢゃんと感動したことを覚えちょります。たしかコケラ落としは外山雄三さん指揮のN響で、ワーグナーのローエングリーンかなにかをやったと思います。二階の一番後ろの席から見ました。はるかかなたに見えるオーケストラの、静かなヴァイオリンの音色が聞こえてきたときは感動したですね。これで高知も文化的になった、と喜んだもんです。
が、県外に行く機会が増えて各地の文化環境を見るにつけ、あの時感動したこのホールが、色んな面で貧相に見えてきたがは仕方ないことでしょう。
先年できた高知市文化プラザ「かるぽーと」の大ホールは1085席ですきに、高知ではこのオレンジホールが最大。で、老朽化と耐震の問題もあって、もっと大きゅうて音響もエイ上等のホールに建て替える、てな話がありました。が、今、高知駅前の県有地に2000名収容のホールと県立図書館、県立女子大を一緒に作ってはどうか、という話が持ち上がっちょりまして、それがどうなるやらまだわからん状態。そんな訳で、取り敢えず、本格的な建て替えは後回しにして耐震補強だけしちょこう、ということになったみたいです。さあ、どうなるんでしょうな。