神田明神、平将門さん〔1163〕2006/06/22
2006年6月22日(木)東京は少し降っちゃてます
今朝は東京。昨日の夜の新幹線で大阪からやって来ました。宿泊はど真ん中の日本橋でした。
今朝は、日本橋を出発して東京中心部を一周たつくりまわってきました。こぢゃんと面白かったです。東京中心部には、それはそれはたくさんの興味深い史跡や建造物などがゴロゴロしちゅうきですね。ちっくと雨の降り始めた日本橋から、まず、大手町方面へ。そして本郷通を湯島聖堂に向かって北上します。大手町のど真ん中に、まず、平将門さんの首塚というのがございました。ビルの谷間にひっそりと、しかし厳かに。江戸の皆さんにとっては今でも英雄の将門さんです。
今朝も、お参りに来られる方がいらっしゃいました。そしてその首塚のある場所、酒井雅楽頭(さかいうたのかみ)さんお上屋敷中庭でもあったそうです。これはビックリ。藩政期初期、伊達騒動で有名な酒井雅楽頭さん。ひまわり太郎の大好きな山本周五郎さんの名作「樅の木は残った」の主人公原田甲斐さんと敵役伊達安芸さんが殺害されたのがこの中庭。写真撮るのがこわい場所ですね。
で、綱吉さんが建立の湯島聖堂脇を抜けて、ご覧の神社へ。ご存知「神田明神」さん。お神輿の繰り出す神田祭が有名で、よくテレビとかで見ますですね。江戸三大祭のひとつ神田祭りは、江戸っ子の最大の楽しみのひとつ。昨日は大阪のえべっさんをご紹介したので今日は江戸の神田明神という訳ですな。ここ神田明神さんのご祭神は、大己貴命(オオナムチノミコト)、つまりえべっさんにもいらっしゃる大国主命。そして少彦名命(スクナヒコナノミコト)。関東では、少彦名命が「えびす様」ながです。つまり、昨日ご紹介したえべっさんと、お祀りされちゅう神様が二柱まで同じということ。そして、庶民に愛されてきたことも同じですね。
神田明神にはもう一柱、関西には無い神様が祀られちょります。それは平将門さん。なるほど。関東での将門さんの重要さがよくわかります。
さて、神田明神から神田川沿いに水道橋、飯田橋、市ヶ谷、四谷と走ります。神田川が江戸城の外堀やったことがようわかりますね。四谷から新宿通りを半蔵門へ戻り、皇居沿いに桜田門、和田蔵門前を通って、再び日本橋へとモンて来ました。
昔、東京に住みよった頃、もっといろんなところをたつくっちょったら良かった、としみじみ思うた江戸の朝でした。