潮江天満宮のやまもも〔1154〕2006/06/13
2006年6月13日(火)晴れ
今朝はまだ晴れちゅう高知県地方です。雨は明日からでしょうか。
さて、今朝のこと、いつもの潮江天満宮へお参りし、拝殿北側の大山祇神社につながる小さな参道を歩きよりましたら、足元に赤い小さな実がたくさん落ちちゅうのを発見。まぎれもなく「やまもも」の美味しそうな実。もう、やまももの季節になったがですね。
やまももは、山桃科やまもも属の木で、春になると、放射状に並んだ葉っぱの間に赤い花を咲かせます。で、梅雨の頃から赤い実をつけるがです。実は、熟れてくると赤黒うになってきて、甘く美味しゅうなるのでございます。
クッチャクッチャ高知県人しながら食べると、独特の甘酸っぱさが口の中に広がりますな。
高知の方はご存知でしょう。やまももは「高知県の花」です。昭和29年3月22日に制定されました。知らん方は覚えちょきましょうね。「高知県の木」はヤナセスギで、「高知県の鳥」はヤイロチョウ。
さて、話をやまももに戻しますが、おいしいやまもものブランドは「亀蔵(かめぞう)」。肉厚で薫り高く、他種を圧倒する美味しさを誇る「亀蔵」。幕末の頃、現在の南国市十市(とおち)、人形谷に住む島田亀蔵さんが、自宅近くで大きな大きなやまももの木を発見しました。実を採って食べてみるとたまげるばあの絶品で、これを接木で広めていったがが「亀蔵」ブランドのやまももながやそうです。樹齢200年、高さ10m、胴回り1.5mの、やまももにしては巨木で、今でも残されちゅうそうです。見に行ってみんといかんですね。
十市と言えば、スモモも有名。特産です。で、南国市は地産地消をベースにした「食育」にこぢゃんと力を入れちゅうことで全国的にも有名ですが、この十市のスモモを使った飲料を、南国市に工場のある弊社と共同で開発、「十市のすももちゃん」という名前で学校給食に出しております。なかなか好評みたいですね。