岡豊村役場と岡豊城〔1153〕2006/06/12
006年6月12日(月)晴れ時々曇り
今日の高知は結構蒸せます。梅雨入りしてこちら、あんまし雨も降っちゃあしませんでしたが、明日くらいからは梅雨らしいお天気になるみたいです。こうなったら雨も楽しみましょう。
さて、今日は仕事で南国界隈でした。そこで少し珍しい建物をご紹介しましょう。この、古めかしい、眉毛が生えたみたいな洋館。これは、南国市役所の岡豊(おこう)支所の建物。正面玄関の上に掲げられた看板には「場役村豊岡」と刻まれちょります。昭和34年10月、この岡豊村と後免町、香長村、野田村、岩村、そして介良村の一部が合併して、南国市ができたのであります。それまで、この建物は岡豊村役場でした。
当時は、こんなコジャレタ公共建築物を建てよったがですね。ひまわり乳業南国工場の近くに、岩村の役場跡の建物がありますが、これも古い洋館でなかなかシャレちょります。
ところで南国市はナンコクシと読みます。知っちょりました?何でナンゴクではなくてナンコクながでしょうか。ちくと不思議です。
南国市のホームページに、その経緯が書いちょりました。「みなみのくに」という意味と、「くに」に濁点がないことから「国」を「ごく」とは呼ばす、「こく」と呼ぶことの見解で一致した、と、書かれちょります。う~ん、わかったようなわからんような。合併についても、いろんな紆余曲折があっちょりますね。ホントに結構モメたみたいです。古い豊かな土地柄で、色々と利害が複雑に絡み合うちょったがですな。
ホームページによりますと、市の名称決定にも色々と意見があったみたいです。城東市、嶺南市、後免市、香長市、南海市、黒潮市などなど。今回の大合併における市町村名の議論と似いちょりますね。
ところで写真の右に写っちゅう山、岡豊山(おこうやま)です。ご存知長宗我部氏の本拠地、岡豊城のあった山。この界隈は歴史が溢れちょります。