潮江天満宮、楼門の鳳凰〔1148〕2006/06/07
2006年6月7日(水)晴れ!
6月に入ってからは「真っ晴れ!」とはいきませんが何となく晴れちゅうお天気が続きよります。明日は降りそうですけんどね。
一昨日、昨日と、潮江天満宮楼門の菅原道真さん、菅原高視さんをご紹介しましたので、今日は、同じ楼門の鳳凰さんをご覧頂きます。2005年5月6日のにっこりでもご紹介しましたが、今回はどアップでいきましょう。楼門てっぺんのヒサシのすぐ下、「天満宮」と大きく書かれた額の前に居られますのがこの「鳳凰」さん。
江戸時代後期から明治初期に活躍した土佐の名匠、島村三四郎さんの手によるものと言われる逸品。嘉永年間に彫られちょります。白い朝日を受けて輝きよりますね。この写真はズームで寄っちょりますので、かなり細かいところまでご覧頂けることとおもいます。羽毛の一枚一枚が丁寧に彫られ、何と申しましてもこの表情がエイですね。気高く慈しみ深くといった表情。色褪せることなく、この楼門の上から睥睨しゆう鳳凰。普通にお参りをしよりましても、頭上トット高い場所にあるので、なかなか気付きません。機会がございましたら見上げてみてください。
この美しい楼門を抜けて参道を進むと左手に「神池」。今、たくさんの蟹さんが居りまして、ヒキガエルの子供も見れます。梅林に突き当たって右手に折れ、拝殿に向うのが参拝ルート。天満宮の森も、どんどんと緑が濃ゆうなってきました。これから梅雨に入っていきますが、雨に煙る鎮守の森もなかなか幽玄で素敵です。ニッポン人は、こんな雰囲気に心を落ち着かせるがでしょうね。