土佐山、菖蒲、雪餅草〔1107〕2006/04/27
2006年4月27日(木)まあまあ晴れちょります
日が射すと暑いですね。初夏を迎えた高知県地方です。
今日は、ちくと用事がございまして高知市北部、旧土佐山村方面へ行っちょりました。仕事中ですきに車でです。で、旧役場界隈とか土佐山中学校界隈とかは何度も行ったことがあるのですが、鏡川のトット上流になる「菖蒲(しょうぶ)」方面へは行ったことがないので、ちくと足を延ばして(車で)行ってみました。市内から菖蒲行きのバスが一日に何本かあるので、名前だけは知っちょりました。水がキレイなことで有名です。ホッソイ道を清流鏡川に沿うてどんどんと行きますと、数軒の家がある菖蒲というバス停のところに着きます。
で、そこで道は分かれるのですが、ひまわり太郎は左折し、山へドンドンと登る道を選択、狭い狭い道路をこれでもか、と言うばあ登りきりました。杉林が広がり、道路は高い山のてっぺん目指して延びていきますが、あんましセボウになってきたもんで、途中で引き返しました。標識によれば「高尻木山」「嶽ノ首」というところがこの道路の先にあることになっちょりますが、道には石がゴロゴロと転がり始め、最近ヒトの通った気配があんまし感じられんかったんで、引き返す決心をしたのであります。
その小さな道路脇には、今、色んな花が咲いてキレイです。一番目立つがは、先日もご紹介した「著莪(しゃが)」。あちこちに群生が見受けられて、白い花がよく目立ちます。そして、この「雪餅草」もどっしこ咲いちょりました。ちょっと変わった姿ですが、まん中の白いお餅みたいなのが可愛いです。これとよう似いた植物に「蝮草(まむしぐさ)」というのがあります。この花よりちょっとおどろおどろしいやつ。その根っことかを食べると、口や喉が痺れてしばらく大変になります。唾を飲み込んでも痛いので、なんともなりません。
実は、ひまわり太郎、学生時代に、とある、野草を食べるサークルに入っちょりました。そのサークルでは、入会して最初の合宿のときに新入生に毒草の恐ろしさを教えるため、蝮草を「これが最高においしい野草だ!」とダマして食べさせる、という儀式がありました。最初に口へ入れたときは美味しいのですが、その後のたうちまわることになります。思えばガイなことしよったですね。
この、きれいな雪餅草を見て思い出した昔のお話です。