雨の潮江天満宮、神池、八重桜〔1090〕2006/04/10
2006年4月10日(月)雨
今日は朝から雨。明日にかけてかなり降るとの予報で、ちびっと残ったソメイヨシノもかなり散ってしまいそうですな。ソメイヨシノよりちっくと遅めに咲く桜が「八重桜」。ソメイヨシノは、まず花だけが豪華に咲いて、その後緑の葉っぱがでてきますが、この八重桜は葉っぱと花が同時。ここはいつもの潮江天満宮、神池の前ですが、雨に濡れる八重桜が美しゅうございます。
この池の畔には「幡竜宮」という祠がありまして、竜神様を祀っちょります。池には赤い鯉が泳ぎ、今の季節は小さな黒いオタマジャクシを見ることができます。運が良ければ大きな大きなヒキガエルも見れます。
潮江天満宮が、現在の場所に鎮座したのは、江戸時代が始まった頃。道真公のご長男高視公が、亡き父の遺品を祀ったのを始めとする潮江天満宮は、それまではこの池の東側、現在の真如寺の場所にあったそうです。山内一豊さんが遠州掛川からこの土佐の地へやって来た際、一緒に入国して山内家の菩提寺となったのが真如寺。現在の場所に創建されました。で、それまでそこに在った天満宮は、その西側の、竜神様を祀る神社の辺りへ遷座されたのであります。いや、どこで読んだがかは忘れましたが、確か、竜神様の場所へ天満宮がお遷りになったと記憶しちょります。間違うちょったらすびばせん。
とにかく、西へ遷って現在の姿の原型ができたのは間違いないです。
ひょっとすると、この池とその神様は、ずっと大昔から祀られてきたがかも知れません。今は、天神様の参道に、厳かなたたずまいを見せちょります。