堀川の桜、ちょびっとだけ咲き始めました〔1069〕2006/03/20
2006年3月20日(月)ド快晴!
今朝の最低気温、昨日より9℃も低い0℃。ちっくと冷やかったです。が、快晴で、日中の気温は上がりそうですね、こぢゃんと。
県内の桜、もう、あちこちで咲き始めました。樹によっては満開のがもあります。先日もお話しました通り、高知市内の桜のメッカは高知城三ノ丸。んがしかし、去年に引き続き、石垣改修工事中につき花見ができん状態ながです。で、去年の3月29日のにっこりでもご紹介しました、ここ堀川沿いの桜がかなりの人気を集めそう。去年もすごかったですね。
堀川は、浦戸湾からお城下へ入り込む水路で、藩政期には高知の大動脈としてものすごい賑わいを見せました。昭和の中頃まで、その賑わいは続きましたが、中央卸売市場が弘化台に移転し、今はひっそりしたたたずまいになっちょります。高知市が設置した浮き桟橋に、たくさんのプレジャーボートが係留されちゅう堀川。この堀川の両脇には、桜の木がこぢゃんとどっしこ植えられちょりまして、満開の時期にはそれはそれは見事。川面に桜吹雪が舞い降りて、夢のような光景になるのであります。
今年は市内の桜、ちくと早めではありますが、ここのやつはいつも大分遅いので、今はまだほとんど蕾。写真の一番手前の樹の、一番日当りの良い枝の部分にちょびっとだけ咲いちょりました。
この、もうちょっと向こうには、明治30年頃に坂本直寛さん(龍馬さんの甥)や沢本楠弥さんなどが中心になって、旧自由党メンバーやキリスト教信者などのよって設立された北海道開拓移民団「北光社」の、移民受付事務所があったみたいです。屯田兵よりも先に入植して北見地方の開拓の基礎をつくりあげたのは彼ら。第一次移民団は4月上旬に出発しちょりますので、この募集受付事務所に希望に燃える人々が訪れたのは、この写真のような穏やかな陽光が降りそそぐ日々やったかもしれません。