潮江天満宮、手水の龍を正面から見ました〔1016〕2006/01/26
2006年1月26日(木)晴れちょりますが、雲もちょびっと
昨日は1月25日、「初天神」でした。天満宮に祀られる菅原道真公は、6月25日生まれで2月25日に亡くなっちょりまして、「25日」に縁が深いのであります。で、毎月25日が天神さんの日になっちゅう訳ですが、中でも1月25日は年の初めの天神様ということで、全国の天満宮で「初天神」が盛大に繰り広げられます。
天満宮は学問の神様、そして、初天神の季節は受験シーズンまっただなか。そういう訳で、初天神には受験生やその親御さんなどが、最後の神頼みにたくさん訪れるのが年中行事になっちゅうがですな。
あと、多くの天満宮では、この日に「うそ替え」の神事が行われます。太宰府天満宮では1月7日にやるそうですが、他はほとんど25日。ここ潮江天満宮でも、昨日が「うそ替え」でございました。
木でつくられた「うそ鳥」を交換し合うことで、昨年起きた悪い事がすべて「うそ」であったことになり、飛んでいってしまう、という意味があるそうです。
うそ鳥というのは実在する鳥。頭としっぽが黒、腹が白く、背中がグレーのなかなかきれいで可愛らしい小鳥。鳴き声が口笛に似いちょりまして、口笛のことを「おそ」という事から、「おそ」がなまって「うそ」になったとの説が有力やそうですね。なるほど。
写真は、昨年末の12月26日にも一度ご紹介した潮江天満宮の「手水(ちょうず)」。ここの手水では、2体のりっぱな龍が、口から水を出してくれます。センサー式になっちょりまして、近づくと自動的に水が出始めます。この「龍」、じっくり見たことはなかったので正面から撮影してみました。こんなお顔やったがですな。