五台山からの夜景、伊達兵部さん、県立図書館〔902〕2005/10/04
2005年10月4日(火)曇り
今朝はトウから五台山。5時に自宅を出発、若松町を抜け、青柳橋を渡って、一気に五台山を駆け上がります。まだ、真っ暗いので、山中は、さすがに人影もなかったですな。
で、写真は、頂上の展望台から市内方面を撮影したもの。こないだ、9月24日のにっこりひまわりと、ほぼ同じアングルでございます。見比べて頂ければ、わかりやすいと思います。夜明け前の市街地は、まだまだ静かです。
五台山には、伊達兵部さんのお墓があります。伊達兵部さんは、昔NHKの大河ドラマにもなった山本周五郎先生の名作「樅の木は残った」で、伊達騒動の張本人、悪役として登場した伊達政宗の十男。
伊達家はなんとかおとり潰しにはならず、伊達兵部さんは土佐藩預かりの蟄居の身となったのであります。新屋敷で、500俵の扶持を受けながら8年を過ごし、この地で没したのでありますが、その際には幕府から検死役人がやって来たそうで、最期まで監視の目にさらされちょったことがようわかります。
こないだ、高知県立図書館の館長さんとお話する機会がありました。この館長さん、ひまわり太郎よりずっと若く、千葉県浦安の図書館職員やったのを、高知の県立図書館長にヘッドハンティングされて来たという人物。市立図書館の、管理職でもない職員がいきなり県立図書館長というのは、ちょっと例が無いそうです。それだけのことはあって、なかなかの人物。一緒に飲みながら、「樅の木は残った」の主人公原田甲斐の行動の真相、隠された謎、などなどについて楽しいお話をさせて頂いたので、五台山に眠る伊達兵部さんのことを思い出したのでありました。