早朝の土電の車内〔867〕2005/08/30
2005年8月30日(火)曇り一時雨
久々にしとしと雨がパラつく高知市内の朝です。
所用がありまして、今朝は早朝の土電に乗りました。土佐電鉄の路面電車は、通勤のサラリーマンなどを乗せて、電車通りを静かに走っていきます。風情があって素敵ですな、チンチン電車は。
この車両の生い立ちが、写真右上端の広告スペースの部分に書いちゃありました。昭和34年、土佐電鉄によって作られた、とありますから、ひまわり太郎よりちょびっと年上。走り始めてもうちょっとで半世紀を迎える、大ベテラン電車でございます。
この車両、土佐電鉄が後免から安芸まで走りよった時代には、その安芸線まで乗り入れ、長距離をガタコンガタコン走りよったと、その生い立ちの文章に書かれちょります。
土佐電気鉄道で製作された電車ですが、モデルになったのは、東京の都電に使われよった車両やそうです。昭和28年から昭和53年まで走りよったナントカ系という車両が基になっちゅうがですね。ひまわり太郎が上京したがは昭和55年ですきに、都電でこの系統の車両を見る事はなかった訳です。もう、早稲田から三ノ輪橋までの荒川線しか残っちゃあしませんでした。早稲田から大塚まで、よう利用しよりました。当時のひまわり太郎の感想は、「都電は土電よりハイカラやねえ」てな感じでした。
写真の車両、まだまだ元気です。あと半世紀くらいは頑張れそうな勢いですね。