三宝山、金剛山、龍河洞、アクトランド〔8120〕2025/07/09

2025年7月9日(水)晴れ
三宝山。またの名を、金剛山。かつて金剛道寺の壮大な伽藍があった、みたいな話もある山は、この写真見ると「金剛山」やね。あの西洋風お城のようなオブジェがすっかりランドマークとして定着した三宝山に、赤い朝日が昇る朝。会社の裏手、物部川の土手上から撮影しました。
古代の人々も金剛山から昇る朝日を見上げ、そこに神の存在を確信したでしょうか。三宝連山の先っぽ、三宝山。金剛山。
この連山の途中には龍河洞があります。ホームページ見たら、結構おしゃれになってますな。今、昔ながらの観光地から、ちょいと洒落た素敵な観光地へと脱皮を図っている龍河洞。仏像構造線の北側、秩父累帯最南部の石灰岩層。水が豊富な石灰岩層には鍾乳洞ができる、というセオリーがありまして、その法則通りにできた巨大な鍾乳洞、龍河洞。出口近くの「神の壺」は、弥生時代にそこで暮らした人々の残したもの。
洞窟遺跡というと、旧石器時代や縄文時代のものが多いけど、弥生時代にも人々が暮らした龍河洞。
鳥瞰するとこんな感じ。十字の場所が龍河洞で、かなりの標高になる訳で、そこで暮らしながら水田耕作というのには、無理がありますな。
香長平野には、田村遺跡はじめとして水田耕作集落がたくさんできていた時期。何のために龍河洞で暮らすのか、ということを考えるのも、なかなか楽しい。
で、三宝山。かつて竈戸神社とかがあった、四角く突き出した山頂部分は、キレイに均されてなくなってしまいました。新しい三角点と標高が必要やね。
で、その造成工事は「創造広場アクトランド三宝山多目的広場」造成工事。2022年9月に工事現場入口に掲げられていた看板には、工期は令和3年4月1日から令和5年7月31日となっていました。が、しかし。その後、工期は少しづつ後ろ倒しになっていき、なっていき、現在立てられている看板では「5」の上に「8」と書いたテープが、「7」の上には「4」が。「31」の上には「12」と書かれたテープが貼られています。そう。現在の予定では、来年4月12日が造成工事の工期終了になっております。今のところ。
技研製作所創業者、北村さんの肝煎り事業で、北村さんの思いが弾けているのでありましょう。いや、工期はどんなにかかっても、いいものができたら嬉しいねー。
そう言えばサグラダファミリアって、来年完成するんだそうですね。ただし「聖堂に続く巨大な階段の建設」は2034年までかかる見込みとのこと。いいもの作るには、時間がかかるのだ。
三宝山頂で最後まで営業していたレストラン「三宝山スカイレスト」営業を終了したのは2003年10月25日。偶然その日、僕はその三宝山を撮影していました。再び三宝山頂が楽しいスペースになる日が、楽しみ楽しみ。