茶畑の道〔7982〕2025/02/21

2025年2月21日(金)薄曇り
今日は、出張で九州へ向かってます。そう。いつもの大分、九州乳業様訪問。九州乳業様は「みどり」ブランドで有名で、メインの商品が「みどり牛乳」。宅配専用の青汁「みどり菜食健美」も販売しており、その製造を受け持っているのが、弊社なんでございます。そんなご縁もあり、時折訪問させて頂く九州乳業様。
なかなか、公共交通機関では行きにくいのが大分と宮崎ね。以前は高知宮崎間に飛行機が飛んでたり、宿毛佐伯フェリーがあったりしたけど、今はもう、ない。公共交通機関で行くとすると、岡山へ南風で出て、新幹線で小倉、日豊本線で大分、と行くか、福岡へ飛行機で飛んで日豊本線で大分。どちらも遠いねー。
そんな訳で、長距離の運転が苦にならない僕は、いつもこのルートで、車で行きます。
高知自動車道を須崎まで走り、あとは国道197号線をひたすら走る。梼原町から県境を越え、鬼北町から大洲へ。で、最近できた道路で八幡浜の街を迂回して佐田岬半島を走り、三崎港。で、国道九四フェリーで佐賀関に渡り、大分。遠いけど、なかなか気に入っているルートです。
朝5時半に高知を出て、4時間弱で三崎港に到着しました。三崎港のおしゃれなカフェで、このにっこりを書いてます。コーヒー、おいしい。
さて。枕が長くなりましたが、本編。この写真は、津野町の布施ヶ坂の道の駅駐車場から撮影した風景。山の斜面に集落がへばりつき、家と家の間に茶畑。そうそう。こんな感じだった。
僕がひまわり乳業に入社し、工場勤務を経て営業部に移った頃、東津野村や梼原町へ行くには、あんな集落と茶畑の間の狭いクネクネ道を車で走って行ってました。懐かしいねー。
地図で見たら、こう。この、黄色いクネクネ道が、当時の国道197号線。文字通り「イクナ酷道」。それで東津野や梼原がとんでもない田舎だったのかと言うと、誤解を恐れずに言えば、今より元気に栄えてた気がします。
高速道路のようなすごい道路ができて便利になり、梼原町の庁舎は隈研吾が設計して、街並みも綺麗になりました。もちろん観光客も増えた訳やけど、往時の街の活気に触れたことのある僕は、一抹の寂しさを感じてしまうのでした。あの、茶畑の間のクネクネ道を走った時代が、ちょっと懐かしい。
そんな感慨に浸ってるうにち、フェリーの時間が近づいてきました。さあ、今日も頑張って九州で仕事仕事!