山内神社のヤマモモ〔797〕2005/06/21
2005年6月21日(火)晴れたり曇ったり
朝起きると、今朝もきれいに晴れちょりました。天気予報では、ちょこっと曇ったりもするみたいですが、今日も概ね「晴れ」。いつものように朝の鏡川をたつくってきました。
しかしまあ、毎日たつくりよりましても新しい発見が結構あるもんですよね。街も自然も奥が深いです。
今朝は柳原橋から山内神社界隈をたつくりよったんですが、山内神社の東の入り口の辺りから鷹匠公園へ下りていく石段のところにやってくると突如として甘酸っぱい香りが!地面を見ると、足の踏み場もないくらいたくさんの「ヤマモモ」の実が落ちちゅうではありませんか。で、その場所から見上げたのがご覧の写真。
ずいぶんと落ちてしもうて、木に実っちゅうやつは少のうなっちょりましたが、それでもまだもぎ取って食べれるくらいには成っちょりました。
ヤマモモはご存知「高知県の花」。春には赤い花を咲かせ、梅雨時分にご覧の様な暗紅色の実をつけます。高知は自生条件が最適らしく、あちらこちらでよく見かけるので、昭和29年に高知県の花に制定されたがやそうです。
昨年は確か収穫量が少なく、こぢゃんと高かったですよね。今年はまあまあの出来で、楽しめそうです。この甘酸っぱさとクチャクチャした食感がエイですな。
「ヤマモモ」と言えば「亀蔵」。この木が「亀蔵」かどうかは知りませんが、「亀蔵ヤマモモ」はヤマモモの王様と言われよります。実が大きくて甘いのが特徴。
幕末、長岡郡十市村(南国市十市(とおち))の島田亀蔵さんが自分ちの山でこの優良品種を発見、接ぎ木で広めたところ、「おいしいヤマモモ」としてアっという間に県下に知られるようになったそうです。
その原木、今でも十市の亀蔵さんの子孫の山に屹立しちゅうそうで、樹齢200年を数え、高さも10mを超える巨木ながやそうです。う~ん、「歴史」ですね。