正しい中華そば〔7949〕2025/01/19
2025年1月19日(日)晴れ!
締めのラーメン。
まだ若かった頃、飲みに行った最後にラーメン食べて帰ったりしてました。いや、若かった頃の話。ですが、昨夜は久々に締めのラーメン。いや、中華そば。
このにっこりひまわり、グルメネタを書くことはほとんどありません。SNSを始めとして、グルメ情報は世の中に溢れてますきんねー。しかし今日は珍しいグルメネタを書いてみます。日曜日の朝、のったりまったりと。
昨夜、どうしても食べたくなって帰りがけに立ち寄ったのは、宝永町の「ちょいとや」さん。電車通りの南側にある、小さなお店。まあ、よくある、基本常連さんばかりの地域のお店。素敵なおばちゃんが、一人で切り盛りされてます。
ご夫婦でやられてたけど、一昨年、気のいいおんちゃんが急逝され、それからはおばちゃんのワンオペ。
ご夫婦でやってたと申しましても、おんちゃんは、いつも奥の座敷のところに寝っ転がったりしてて、忙しい時に少しお運びさんするくらい。のかなおんちゃん。でも、重要な役目がありました。週末の金曜土曜だけ仕込んで作る中華そば。その中華そばは、おんちゃんしか作れない、ということになってました。
昔、宝永町の電車通りに「ゆきんこ」という屋台が出てたの覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。中華そばが美味しいと評判だった「ゆきんこ」。お兄さんから引き継ぎ、その中華そばをつくっていたのが、その気のいいおんちゃん。
屋台「ゆきんこ」はなくなったけど、居酒屋「ちょいとや」で、週末限定メニューで提供していたのでした。僕も、時々食べた、おんちゃんの中華そば。「ゆきんこ」の味を正当に引き継ぐ中華そば。
そのおんちゃんが一昨年急逝され、それ以来「ゆきんこ」のちゃんとした中華そばは、提供が止まってしまいました。時折、中華そばを目当てに来店されるお客さんが居たけど、おばちゃんが丁重にお断りをしている姿を幾度も見たもんです。
おばちゃんは、おんちゃんの仕込みの手伝いを長年してたので、もちろんレシピも何も頭に入っている。そこで、常連さんがいやがるおばちゃんを説得し、先月試作、そしてようやくメニューとして復活したのが、これ。復活した中華そば。
手間、かかってますよー。だから週末、金曜土曜だけ。
スープは、鶏ガラ、豚骨、昆布、りんご、玉ねぎ・などなどなどなどすごいこだわり。なので深い味わいのスープに仕上がってます。
まだ、復活したことを知らない方も多いと思うので、このにっこりに書かせて頂きました。ご一緒に仕込んできただけあって、見事に再現されたあの風味。今の方がおいしい、という常連さんも居たりして。
謙虚極まりないおばちゃんは謙遜しまくるけど、なかなか食べられない絶品中華そばに仕上がっています。金曜土曜のみ、数量限定やけど、食べてみたい方は、ぜひ。
常連さんばかりで入店しづらいかも知れんけど、勇気を持って入ってみよう。大丈夫。常連さんはみんな優しい。
よくある、地域の、常連さんばかりの居酒屋。ですが、週末の中華そばは、特別。
もう、コッテリ系のラーメンは厳しくなってきた年齢の僕でも、締めにおいしく頂けました。復活、ありがとうございます。いやー、ごちそうさまでした!