金町の夜、綾瀬の朝〔7903〕2024/12/04
2024年12月4日(水)晴れ!
そんな訳で東京。乳業会館という、業界団体などが入居するビルは、九段下にあります。会合の後、九段下の中華料理屋さんで懇談。それを途中で退席し、金町へ。そう。浄水場のイメージが強い金町。かなまち。路地には下町の風情が残り、なかなかいい街。すっかり遅くまで昭和を満喫してしまいました。
泊まったのは、常磐線、金町の少し手前の綾瀬。ここも、下町風情があっていいねー。いい街です。
不思議なことに、この足立区綾瀬に、高校の同級生が開業した医院が2軒もあります。内科クリニックと眼科クリニック。両方ともメディカルモールへの入居ですが、なかなか患者さんも多いようで、流行ってます。なぜ、綾瀬なんでしょうね。まあ、いい街です。
常磐線。大学生の頃、高校時代の友人が東武野田線の豊四季という駅近くのアパート暮らしだったので、遊びに行く際に乗りました。柏まで。既に地下鉄千代田線も乗り入れてたけど、上野発の国鉄にも乗りましたねー。あずき色の客車でした。なんか、東北へ向かう旅情満載の客車で、柏へ。豊四季は、柏から東武野田線で一つ目の駅。野田線の終電に乗り遅れ、その友人のアパートまで雨の中歩いてて、見知らぬおじさんに誘われてスナックで朝まで飲んだ話は、幾度か書きました。
そのおじさん、スナックのママさんの話では、この新自由クラブのロゴとか、このウィークエンダーのロゴとかを作成したデザイナーさん。あれからもう半世紀以上が経ち、記憶も遠い霞の中。
あの頃、山手線から東へ来ることってほとんどなくて、その豊四季の友人ちか、木場に自宅があった大学の友人と門仲界隈で遊んだくらい。葛飾区とか足立区とかには縁がございませんでしたね。今考えると、もったいない。
昨夜飲んだ金町を南へ行くと柴又。葛飾柴又。寅さん柴又帝釈天があり、矢切の渡しもある、古くから栄えた街。金町と綾瀬の間が亀有。両津勘吉の、亀有。柴又、矢切の渡し、亀有と聞くだけで下町風情が溢れるねー。そして綾瀬も、雰囲気あります。
そんな綾瀬で、高校同級生が二人も開業医。高知県人は、そんな下町の空気を好むのかも知れません。昨夜も、最近できたような洒落た店は避け、昭和の匂いのするお店に飛び込んだことでした。以前行った大井町の昭和なスナックでも言われたけど、昨夜も、お店のママさんに「こんな地元民常連しか居ない、うす暗いカラオケスナックに飛び込んでくるとは、勇気あるね」と言われてしまった。そう。こんな勇気は、あるんです。勇気を出すと、下町は楽しい。