却下されたトロリーバス〔7901〕2024/12/02

2024年12月2日(月)晴れ!
今朝は高知。昨日の午後、戻ってきました。写真は今朝、4時半前の高知駅前。高知駅の駅舎って、今は朝4時半まで閉まってるんですね。4時半に大きなシャッターが開き始めてました。
駅前の歩道橋。以前にも紹介したけど、この歩道橋の真ん中あたりに、ここが高知駅前電停だった頃の痕跡が残されています。歩道橋街路灯の真下。かつて、そこから停留所へ降りる階段がありました。その場所が塞がれた跡が見えますでしょうか。
ここが高知駅前電停だったのは、ウィキによりますれば、1951年から2001年。丁度半世紀の間、電車から汽車への乗り換えは、この歩道橋を渡る必要があったのでした。
それまで、つまり1951年までは、北進してきた土電の電車は、高知駅手前で左折し、そこが高知駅前電停となっていたそうです。僕は生まれてないので、記憶はありません。
その当時の航空写真が、これ。高解像度表示で、高知駅界隈を拡大してみてください。北本町の通りを横断して左カーブしたところが停留所だったのでしょう。
これ見ると、土電の電車と国鉄の汽車って、乗り入れしようと思えばできたよね。軌間は同じなので。高知駅の貨物の引き込み線と土電の高知駅前電停が、かなり近い。そんなことは考えなかったんでしょうか。
ちなみに、高知駅ができたのは、日下駅ー高知駅の汽車が開通した1924年。今から丁度、100年前。その時は、まだ、土電の電車は高知駅まで来てません。土電江ノ口線(はりまや橋ー高知駅前)の開業はその4年後、1928年のこと。江ノ口川から北は、高知駅開業までは一面の田んぼ。駅ができ、その後電車が通り、街は少しづつできあがってきたのでした。
ウィキ見たら、面白いことに、土讃線が全通した1935年(昭和10年)、土電は、高知駅前と桟橋の間のトロリーバスの免許を知事に申請してるんですな。却下されてますが。どういうことなんだろう。もし受理されていたら、今の南北の電車通りは電車でなくトロリーバスが走ってたんでしょうかね。いや、却下されて良かった良かった。
現在、高知駅の始発は4:51のしまんと2号高松行き。次いで5:39発の窪川行き各駅停車、5:41発土佐山田行き各駅停車と続きます。が、まだまだ静かな朝の高知駅前。