三角線回し〔7888〕2024/11/19
2024年11月19日(火)晴れ
ひやいねー。急に冷やくなりました。身体がついていくのが大変。まあ、やっと今の季節らしい気候になってきたということでしょうか。これが平年並み。善き哉善き哉。
ウィキで11月19日を見てみると、1956年11月19日、つまり68年前の今日、東海道線全線が電化完了し、EF58形電気機関車に牽引された特急「つばめ」がデビューしたとのこと。もちろん「つばめ」はそれ以前からも走っておった訳やけど、全線電化により機関車の交換なしで、全部電気機関車で牽引できるようになった訳で、東京大阪間をなんと7時間30分で結んだのでした。そのEF58は緑色で塗装されたので「青大将」の愛称で親しまれました。
それまでの「つばめ」と同じく、最後尾には展望車が連結。贅沢でおしゃれな、国鉄を代表する優等列車やった訳やねー。
ウィキ読んでると、面白いことに気付きました。展望車を最後尾に連結する為、東京と大阪で、「三角線回し」という大回り回送を行ってたんだそう。三角線回しは「デルタ線」。こないだ、瀬戸大橋線でパンタグラフをやられたマリンライナーが多度津工場に牽引され修理した後、方向転換の為に一旦瀬戸大橋を岡山方面へと走った後、高松駅へと向かったのも「三角線回し」だ。
長い列車を、その編成ごと方向転換する「三角線回し」。東京だと、品川駅から大崎駅へ向かい、大崎支線、品鶴線を通って新鶴見信号場へ。当時は新鶴見操車場。で、方向転換し、品鶴線からそのまま品川駅へ向かえば方向転換完了。なかなか大掛かりやね。
そこまでして連結していた一等展望車も、たった4年後の1960年、「つばめ」が151系電車での運用となることで廃止。古き善き時代が、こんな感じで過ぎてゆく。
機関車だけの方向転換なら、ターンテーブルが使えますね。転車台。あとは、ループ線。ここは桟橋。土電の電車は、桟橋で、こんな感じでループして方向転換してました。この現在の停留所の向こうで右カーブして、ぐるりとループ。あと、以前も書いたけど、阪急箕面駅のループ線も有名。
東海道線全線電化の話でした。その頃から国鉄は、全国で電化をどんどんと進めていったのでした。そして現在は、これだ。こんな地図がありました。高知は、電化率8.2%で下から2番目。徳島県の0%の次。とさでん交通の電車が貢献してますねー。ただ、高徳線とかと違って、土讃線が今後電化される可能性は、0だ。ゼロ。そんな土讃線が、好きです。