ビートルズの時代〔7887〕2024/11/18
2024年11月18日(月)晴れ
昨日の日曜日、暑かったねー。高知市では25.8℃。今月7度目の真夏日。11月の真夏日回数では、恐らく新記録。やけど、今朝はそこそこ冷えたし、今日の最高気温は20℃を下回る予報。まあ、それが当たり前やけど。と申しますか、この100年前の11月の気温、見てみてください。殆どの日が、最低気温が10℃以下。最高気温でも、25℃を超えるなんて日はとんでもなくて、20℃を超えた日が6回。そんなもんだった100年前。トランプ君、現実を直視し、未来の人類のことも考えようね。
さて。一昨日の夜のこと。ある場所でお客様と飲んでまして、都合で帰りは代行運転を頼んだのでした。自分の車の助手席に乗り、車が発車してから車載オーディオでCDを鳴らす。入っていたのはビートルズの最初のアルバム「Please Please Me」で、その何曲目かの、シングルで販売されてない曲がかかったのでした。すると、代行の運転手さんが即座に「ビートルズ」ですね、とおっしゃる。びっくり。シングルで大ヒットしたような曲ならともかく、この「Please Please Me」というアルバムにしか収録されていない結構マイナーな曲なのに、かかった瞬間に「ビートルズですね」ときたもんだ。こりゃあ、その筋の方だと思い、「バンドやってたんですか?」と聞くと案の定、そうでした。
家へ帰り着くまでの時間、ビートルズ談義に花を咲かせた代行運転の夜。やっぱしビートルズは偉大やねー。
ビートルズが「Love Me Do」でデビューしたのは1962年のこと。今から62年前。僕が1歳だ。なのに、いまだに、世界中で繰り返し繰り返し聴かれ、話題になり、多くのミュージシャンに影響を与え続けているビートルズ。間違いなく、100年後も200年後でも、多くの地球人に親しまれ、聴かれていることでしょう。ちゃんとした音楽教育を受けた訳でもないメンバーが、好きで好きで堪らずに演奏と曲作りを繰り返す中で生み出した、数々の楽曲、演奏は、唯一無二だと思う。専門教育を受けてないからこその独特のコード進行がすごかったりする、ビートルズ。
でもそんなこと思い始めたのは、実は、50歳過ぎてからなんですね。僕らはビートルズを生で聴いた世代の少し下。ディープパープルからバンドを始め、イキがってプログレなんぞを多く聴く様になった世代。そう。当時の僕たちにとってビートルズは、少し前の世代の「古い」音楽だ、という認識だったのでした。僕ら世代は、恐らくみんな、そう。「古い」ビートルズはださいので、「新しい」ロックへ行かなくっちゃ、というメンタリティが、僕ら世代の特徴かも知れません。だから、敢えて、真剣に聴かなかったり取り組まなかったビートルズ。
その良さを素直に感じ、楽しめるようになるには、そこそこの時間がかかったのでした。今は、ビートルズの良さ、すごさを体感するようになり、もっと早くその魅力に気付いてたら人生変わったのに、などと思うのあります。